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セラピストスクールは心理研究系の専門学校や大学に加えて、セラピー系サロンの併設スクールがあります。人の心を扱うデリケートな分野なので心理療法の知識や理論だけではなく、実践に活かせる手法や技術が身に付くコースがあるかという点が、スクール選びでは重要なポイントとなります。また、基本知識や技術に加えて、人間的資質や倫理観に関するカリキュラムが組まれているかという点も意識しなければなりません。セラピストになるには人格形成を図ることも大事なことということをしっかりと認識する必要があります。

セラピストは心理士、心理カウンセラー、心理セラピストや臨床心理士、学校心理士、臨床発達心理士、心理相談員、産業カウンセラー、認定心理士といった心理系の資格取得が求められます。カウンセラーと重複する資格がほとんどですが、セラピストとして活動するにはこれらの資格が役に立ちます。

セラピストは、カウンセラーとは異なり具体的な心的症状を治すための治療を行います。カウンセラーは基本的な立場が「受け身」ですが、セラピストは能動的に提供できる技術や解決策を身に付けているため、カウンセラー以上に仕事の幅を広げやすいと言われています。

セラピーは心的疾患を治療するという概念があったため医師がその役割りを担っていました。しかし、近年はセラピーに癒しの要素が加わり、また、アートセラピー、アロマセラピー、ミュージックセラピーなど治療ではないセラピーが増えたことでセラピストという職業が確立しました。心的症状の改善は対人折衝を向上させ、円滑な人間関係、より良い交友関係を築くというメリットが生まれます。