介護福祉士 の学校・講座

介護福祉士資格を取得するためには、国家試験に合格する必要があります。また、国家試験の受験資格には福祉系の專門学校での実務者研修を修了していることが求められます。ホームヘルパーや介護実務経験者として一定時間の介護職員基礎研修を修了した場合にも受験資格が与えられます。学校や講座選びの際は、受験対策や実務者研修に特化したものかどうかを考慮する必要があります。基礎知識だけでなく、要介護者やその家族との接し方も同時に学べるカリキュラムが組まれているなど、実務を意識した学校を選ぶのがポイントです。

介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法によって定められた名称独占資格です。業務独占資格ではなく、無資格でも介護の職に携わることはできますが、自治体などで介護職に就く場合は資格取得者が有利となります。介護のニーズが高まっているので非常に人気のある資格です。

介護福祉士の活躍の場は広く、福祉業務を行なっている一般企業はもちろん、市町村役所、障害児関連施設、老人福祉施設など様々です。無資格でも同様の職種に就くことはできますが、有資格者なら介護経験者と同様に扱われます。就職・転職の機会も広がり、場合によっては年収アップも見込めます。

手に職を得るため以外にも、高齢の家族がいる方が介護福祉士の勉強をしている場合が多いです。家族に介護が必要となり介護の勉強を始める場合、網羅的な知識を得ることができる介護福祉士資格での勉強は効果的です。また、介護福祉士という資格は実技を前提としているので、実務に直結したスキルを身に付けることができます。要介護者の食事や入浴、排泄等のサポートなど、家庭での実用性も高い資格と言えます。