マンガ（漫画） のスクール・講座

プロを目指している場合、現役の漫画家を講師に招いている学校が良いでしょう。デビューまでの流れや、実用的なテクニック、業界の裏事情など、活きた知識を学べます。またマンガ雑誌の編集者向けの講座などもあります。特に出版業界は未経験だと就職できないことが多いので、このようなスクールで腕を磨いておくと良いかもしれません。定期的に通うのが困難な社会人などを対象とした教室や、通信教育が用意されているところもあります。資格の取得を目指している人は、資格試験に対応しているスクールを選ぶと良いでしょう。

「マンガ能力検定」、「漫画家アシスタント検定」、「漫画キャラクター検定」、「漫画ストーリー検定」、「漫画技法検定」などさまざまな資格があります。試験の内容は似顔絵を描く能力が問われるものや、指定された設定やシナリオ、ストーリーに合わせて背景やキャラクターを考えるといった実践的な試験になっています。

漫画家の仕事は特殊です。デビューするためには雑誌のコンテストで賞を取り、出版社と契約して仕事をします。ただ、選外になっても編集者の目に留まれば、直接指導を受けたり漫画家のアシスタントの仕事をしながら、活動することができます。少年マンガ、青年マンガ、少女マンガなど、抜擢されれば活躍の場は広がります。

マンガは世界に誇る日本のエンターテインメントです。以前は子どもを対象にするものが大半でしたが、現在は大人でも楽しめる作品がたくさん登場しています。プロの漫画家を目指さないにしても、マンガに対する知識を得ることができます。普段なんとなく見ていた作品も、卒業後に読み返してみると新しい発見があるかもしれません。マンガをより深く味わいたい人は受講してみることをオススメします。