武術的なボディーワークが好まれる理由とは??
武術と関係ない分野にも武術的なボディーワークが採用されるのはどういう理由があるのでしょうか?
一つには古来より研鑽・検証されてきた裏付けのある技術だからです。
日本武術は剣術を主流としていますが、実践においては素手の戦いとは違ってまさしく命のやり取りになります。戦場で生き抜くには無理・無駄のない身体操作が必要です。もちろん個人の力量があることは当然ですが、どうやって身体を使っていくのかは意識するしないに関わらず大きな要素だったはずです。
そうして検証・活用されてきた技術は汎用性があり、時代を経ても現代の我々が活用する意味も持っているのだと思います。
もう一つの用途しては民族的なものです。東洋人と西洋人では骨格・筋肉のつきかたも変わってきます。農耕民族と狩猟民族では身体を効率よく使う技術も異なってきます。農耕民族である日本人には古来から伝わる身体操作(武術的)が相性が合うのでしょう。
先人たちも書き残した身体操作
具体的な例としては宮本武蔵が書き残した「五輪書」が挙げられます。古来より著名な剣術家・武術家は技術論や精神論などをしたためていますが、武蔵の五輪書の中に次のような記述があります。
「水の巻より」
「くびはうしろにすじを直に、うなじに力をいれて、肩より惣身はひとしく覚え、両のかたをさげ、背筋をろくに、尻を出さず、ひざより足先まで力を入れて、腰のかがまざるように腹をはり、・・・」
などです。
どういう姿勢であるべきなのか、具体的な方法が記されています。
これは武蔵が生き抜いてきた経験によって裏付けされたものだと思います。それだけに説得力がありますね。
スポーツと武術の違いを見出すボディーワーク
現代スポーツは西洋理論をベースとしています。健康を「維持する」には役立つ部分は大きいですが、健康に「なる」ためのものとして取り組むものではありません。
しかし、武術的なボディーワークは身体のバランスを整えるという観点から肩こりや腰痛を緩和させることも可能です。現に練習をしていくことで腰が楽になったという体験をした方もいます。
武術は単なる「格闘術」だけでなく、そういったことにも役立ちます。
そういう意味からも年齢・性別を超えて誰でも上達できる要素があるのです。
まとめ
空手というとハードなイメージがつきものです。確かに「試合」においては激しく攻防を繰り広げるので「痛そう」とは「辛そう」と思ってしまいがちです。しかし、試合というのは練習の過程での一要素に過ぎません。多くの部分は「身と心を整える」ということに充てられます。
そういう空手の世界も知っていただきたいですね。
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