空手もヨガも身体の力みは不要
空手は武道・武術です。勝負をする際には身体の「力み」は邪魔になります。何故ならブレーキを踏んでいる状態でアクセルを踏んでいるようなものだからです。身体の力みがあることによって力を発揮させようとする力と反対の力が作用してしまいますからいいパフォーマンスにはなりません。よく緊張している時に「肩の力を抜いて」と促すのは身体の力みを取り除くためでもあります。
これはヨガのポーズを創る時にも同じことが言えます。ヨガには様々なポーズがありますが、やはり身体の力みを取り除かなければなりません。力んでいれば筋肉も硬くなりいい状態であるとはいえません。それではどうやって力みを取り除いたらいいのでしょうか?これには練習が必要です。
身体の力みを取り除くには骨格を意識する練習がオススメです
空手にもヨガにも役立つ練習として骨格(背骨)を意識する練習というのがあります。例えば、背骨を伸ばす、丸めるという動作があった時に動きながら背骨の動きをずっと観察するのです。今自分の背骨が伸びているのか丸まっているのか、どういう方向に動いているのかを追っかけることで背骨が意識できます。背骨が意識できてくると背骨に近いインナーマッスルを使うことが出来るようになってきます。インナーマッスルってよく聞く言葉ですが、内側にある筋肉なので中々使うことは難しく思われます。そこで背骨の意識です。背骨は身体の中心にありますからここを意識することで背骨に近い深部の筋肉を使えるようにするのが目的です。代表的な筋肉に「大腰筋」というインナーマッスルがあります。これは背骨と大腿骨をつなぐ筋肉で、体幹トレーニングでは重視されるものです。身体の中心にある筋肉が強化されれば空手にもヨガにも役立ちます。
身体の力みを取り除く=インナーマッスルを使う
身体の「不要な」力みは取り除く必要がありますが、全く筋肉を使わないということではありません。空手の技は筋肉も必要です。ただし相手に当たる前から力んでいたらスピードも遅くなりますし、かといって全く筋肉を使わなければ威力が出ません。そこでインナーマッスルです。特に体幹(身体の中心)にある深部の筋肉が使えるようになればスピードも維持でき威力も付く技が出せるようになるでしょう。
ヨガも同じです。ポーズを作った時に筋肉がプルプル震える位に硬直してしまったらいい変化に気付くことは難しくなります。どんなポーズを作っても外側が柔らかい状態にするのが理想ですが、この時にもインナーマッスルが使えると役立ちます。身体の力みがなくなれば呼吸法による身体の変化を感じ取ることが出来るようになってきます。
まとめ
空手とヨガは目的も違いますし、全く違う練習をしているわけですが、実は身体をどうやって使っていくのかに関しては共通点があることがお分かりいただけたかと思います。これに気付けるかどうかで質が変わってくると思います。せっかくの努力が無駄にならないように質を高める練習として骨格への意識をご紹介しました。
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