ヒップホップ四大要素の一つ、ブレイクダンス(Breakin’)とは?

ヒップホップ四大要素の一つ、ブレイクダンス(Breakin’)とは?

ブレイクダンスは 1970年代に、ニューヨークのサウスブロンクスで発祥したストリートダンスのスタイルです。日本語ではブレイクやBreakin’とも略され、ギャング同士の抗争で、銃撃戦の代わりに用いたダンスバトルで発展したと言われています。現在はアフリカの民族舞踊やブラジルの格闘技などの動きを取り入れ、アクロバティックでダイナミックな技が人気です。また、現在世界で最もダンス人口が多いジャンルでもあります。そんなブレイクダンスのテクニックや仕方、服装の特徴などを紹介します!


初心者でもかっこいいブレイクダンスのやり方

ブレイクダンスの魅力は、なんといってもパワームーブにあります。床技、フロア技とも呼ばれ、ブレイクダンスを象徴する技ともいえます。基本的なステップとパワームーブをスムーズに繋げることで、初心者向けの簡単な技の構成でも、魅力的なブレイクダンスを踊ることができます。ブレイクダンスは単発の技を繰り返すのではなく、技のつなぎが大切なポイントです。ブロンクス、ドロップキック、ドルフィン、ズールスピン、チェアーなどの基礎的な技をしっかりと曲に合わせてつなぐことで、ウィンドミルなどの難易度の高いパワームーブがなくても、簡単にかっこいいブレイクダンスを踊ることができます。

ブレイクダンスを教室で学ぶ3つの理由

ストリートで発展したダンスをなぜ教室で学ぶのか。その理由は3つあります。

1)スタンダードな振り付けが覚えられる
基礎的な技のスタンダードな振り付けは、ストリートではなかなか学ぶチャンスがありません。自己流のアレンジを加えるには、スタンダードな踊り方をしっかり覚えてしまうのが最短です。教室ではひとつずつの技を身に付けられるので、崩して応用する時も、振り付けのコツを押さえた踊り方ができるんです。

2)効率のいい体の作り方を学べる
全身を使って長時間ダンスバトルを続けるための体作りは、やはりストリートでは学びにくいものです。ブレイクダンスに適した身体の作り方は、怪我の予防にも役立ちます。故障は、一度してしまうと長引くので、どこに注意するべきなのか、学びながら身体を作るには教室でのアドバイスが大切です。

3)バトルの練習をする機会が多い
ブレイクダンスの初心者にとって、一番の悩みがダンスバトルを練習する機会になかなか恵まれないこと。教室の場合、同じくらいの初心者から上級者まで、バトルの練習相手が豊富なので、効率よくバトル経験を積むことができます。

ブレイクダンスに最適な服装とその理由

ファッションとして確立しているブレイクダンスの服装には、ダンスと密接な関係があります。床や地面をグリップしやすく、足にフィットして脱げにくいスニーカー、パワームーブ時に頭部を保護し、髪をまとめるためのバンダナやキャップ、ヘルメットなど、ダンスバトルの効率化からファッションが確立したと言っても過言ではありません。決まったユニフォームがあるわけではありませんが、身体をダンスの衝撃から保護しながら、よりかっこよく、効率よく踊るための服装なので、ある程度の選択は必要になります。

複雑でダイナミックなブレイクダンスですが、一つ一つの要素の基礎力が問われるダンスでもあります。初心者にとって大きなハードルが、スタンダードなダンススタイルの習得とバトル練習の機会。そしてなにより、はじめの一歩。踊りたい、でも…と迷ったら、まずは教室の見学から始めてみるのもいいですよ!

本記事は2015年11月09日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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