クライミングに最適なシューズとパンツはどんなもの?

クライミングに最適なシューズとパンツはどんなもの?

クライミングをすればするほど、自分だけのクライミング用品が欲しいと思うことが増えてきます。今回は、どの順番でクライミング用品を揃えていけばいいのかご紹介します!


靴下は薄手、ショートタイプが最適

クライミングシューズは非常に締め付けが厳しいのが特長です。そのため、靴下を履かずに裸足で行う人も中にはいます。自分のシューズであれば、裸足で履くとフィット感が高く感じられて登りやすいですが、ジムでの貸し出しシューズを使うときは靴下の着用がマナーです。
自分の靴を持っていたとしても、1日に2,3本登るという方は靴の中のベタつきをなくすために靴下を履くようにしましょう。また、クライミング用の靴下を買ってもよいのですが、初心者の方は安価で薄手のフットカバーなどを活用してもOKです。

クライミングシューズ 一足目の選び方

貸し出しのシューズは1回300円~400円ほどが相場です。もし、貸し出しシューズを20回使用すると考えると、自前のクライミングシューズ(大体1万5千円~2万円程度)を用意するのと変わりなくなります。
そのため、一か月(5回ほどを目途)にクライミングシューズの購入を検討すると良いかもしれませんね。
クライミングシューズは、様々な形状のものが販売されていますが、全体的に言えることは通常の靴と違って薄く、軽く、のびる素材で出来ていて、フラットソールと呼ばれる平たい底面であることです。サイズに関しては、生地の伸びを考慮してぴったりか、少々きつめのものを選んでください。手入れに関しては、洗えるものだと汗のにおいを気にせずに済みますよ。

初心者が一足目に用意する靴は、留め具はベルクロタイプ、靴の形状はノーマル型、靴底はフラット型がおすすめです。ベルクロタイプとは、ベルトで着脱できる靴のことです。
他には上級者向けの靴ひもを締めるタイプ、中級者向けの留め具がないスリッポンのような形をしているものなどが有りますが、靴ひもを締めるタイプは途中で紐が取れてしまうと危険ですし、スリッポンのような形は生地がのびてしまうと脱げやすくなってしまいます。
両者のいいとこ取りをしたベルクロタイプだと、ある程度生地がのびてもベルトで調整できますので、初心者の方におススメです。

クライミングシューズ 二足目の選び方

二足目は、自分の好きなクライミングスタイルがわかってきた中級以上向けの選び方になります。二足目を買うようなレベルになると特殊な用途向きの靴でも使いこなせるようになってきます。
例えば、チャレンジしたい壁が110°程度の傾斜がある場合、ダウントゥが威力を発揮します。ダウントゥというのは、つま先が下向きになっているシューズです。つま先が下向きになっていることで、それがフックになり壁が登りやすいというメリットがあります。プロのクライマーの中には、フィット感を求めて、靴ひもで締め上げるタイプのシューズをあえて選ぶ人もいます。

クライミング向けパンツ

クライミングを始めたばかりでパンツがないというときは、ジーンズでも代用できます。実際に、大会などのイベントであっても、ホールドとの擦れが気になるのでジーンズを履くという方もおられます。
クライミング専用に開発されたウェアは、汗が乾きやすかったり、動きやすかったり、他のグッズと揃えることが可能だったりというメリットがあります。専用ウェアなら開脚時のつっぱりも皆無です。スポーツ路線でまとめたいなら、クライミング専用パンツを、街をあるいていても違和感のないカジュアルファッションとしてまとめたいのならジーンズをおススメします。

焦らず揃えよう

クライミングは、特別な道具の少ないスポーツです。特にボルダリングは普段着+レンタルシューズでも大丈夫なところが多いです。自分の道具を揃えるなら、まずはエントリーモデルや安価な製品にトライし、上達するに従って専門的なグッズに移行しましょう!

全国にあるクライミング・ボルタリングの一覧へ
本記事は2016年11月08日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

関連する投稿


初心者がボルダリングジムに通うための準備は何が必要 ?

初心者がボルダリングジムに通うための準備は何が必要 ?

ボルダリングは近年人気が高まりつつあるスポーツの1つで、日本全国にボルダリングジムが生まれつつあります。その多くは室内ジムなので、夜間や雨の日でも楽しめることから誰でも楽しめるインドアスポーツとしても知られています。今回は、ボルダリングを始めたいと考えている皆さんへ、基本的なルールや必要な道具についてご紹介します。これを読めば、明日からだって一人でボルダリングジムへ行けますよ!


実はダイエットに効果最適?今ボルダリング女子が流行ってるんです!

実はダイエットに効果最適?今ボルダリング女子が流行ってるんです!

近年、若い男女を中心にブームとなっているボルダリングは、「ダイエットにも効果!」と言われ人気を集めています。今回は、ボルダリングとダイエットの関係性やボルダリング女子が急増しているワケについて詳しくご紹介します。


ボルダリングに必要不可欠なトレーニングと筋トレのメソッドを公開

ボルダリングに必要不可欠なトレーニングと筋トレのメソッドを公開

ボルダリングは、ロープやハーネスなどの道具を使うクライミングとは異なり、体1つで人工的に作られたクライミングウォールを登るスポーツです。ボルダリングでは壁に備え付けられたカラフルなホールド(持ち手)を利用しながら決められたコースに沿って登っていきますが、その中で必要となるのが自身のテクニックと筋力です。今回は、ボルダリングと筋肉の関係について詳しくご紹介します。


ボルダリングに適した服装とシューズはどういうもの?

ボルダリングに適した服装とシューズはどういうもの?

ボルダリングはロープ等の道具を使うことなくプレイし、落ちてもケガをしない数メートル程度の壁を登るスポーツです。初心者でも比較的気軽に始めることができるので、仕事帰りなどにやる人が増えてきています。この記事では全くの初心者がボルダリングを始める際に、注意したい服装のポイントや、シューズ選びのコツなどをお伝えします!


こうやってボルダリングは上達する!上達のコツを大公開

こうやってボルダリングは上達する!上達のコツを大公開

高い壁を乗り越え、目標を達成したときの達成感・満足感がたまらないボルダリングですが、「ある程度は登れるようになったけれども、もっと上手になりたい。どうすれば良いのだろう?」と思う方は多いのではないでしょうか?今回はそんな人たちへ、ボルダリング上達のテクニックを大公開します!


最新の投稿


今後してみたい習い事の1位は「英語・英会話」!「楽器」「ヨガ・ピラティス」も人気!年代による違いあり【LINEリサーチ調査】

今後してみたい習い事の1位は「英語・英会話」!「楽器」「ヨガ・ピラティス」も人気!年代による違いあり【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、10~60代の男女を対象に、今している習い事や、今後(も)してみたい習い事についてアンケートを実施し、結果を公開しました。


ドラム教室の料金相場は?初心者でも失敗しない教室の選び方や安く抑えるポイントも紹介

ドラム教室の料金相場は?初心者でも失敗しない教室の選び方や安く抑えるポイントも紹介

ドラムは、全身を使ってリズムを刻む爽快感や、演奏に集中することで得られるストレス発散効果などから、幅広い世代に人気の楽器です。最近では、大人になってから趣味として始めたいと考える方も増えています。とはいえ「ドラム教室って高そう…」といった不安から、なかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。加えて、教室によって料金形態やレッスン内容が異なるため、比較検討にも時間がかかります。そこで本記事では、はじめてドラム教室を検討する方に向けて、料金相場の目安から、教室選びのポイント、費用を抑えるためのコツまで、わかりやすく紹介します。


【動画編集スクールの料金相場】安さだけで選ばない!スクール選びのポイントも紹介

【動画編集スクールの料金相場】安さだけで選ばない!スクール選びのポイントも紹介

近年、動画コンテンツの需要は高まり続けています。特にYouTubeやInstagram、TikTokといったプラットフォームを通じて、個人や企業が手軽に動画を発信できる環境が整ったことが、その成長を後押ししています。そんな中で、動画編集スキルを効果的に学ぶための手段として、動画編集スクールが注目されています。この記事では、初めて動画編集スクールを検討されている方に向けて、動画編集スクールに関する基礎知識、料金相場、選び方のポイントについて紹介します。


大人からはじめるサックス教室!料金相場や失敗しない教室の選び方を解説

大人からはじめるサックス教室!料金相場や失敗しない教室の選び方を解説

テレビやライブで見るサックス奏者の姿に惹かれ、「自分も吹けるようになりたい」と思う方は多いのではないでしょうか。特に、仕事や育児が落ち着いてきたタイミングで「自分の時間を充実させたい」と感じている方にとって、音楽はとても魅力のある趣味です。この記事では、これからサックス教室を検討する方に向けて、レッスンの種類ごとの費用や、教室に通うメリット、さらには料金を安く抑えるポイントまで、わかりやすく丁寧に解説します。


ダイビングライセンス(Cカード)の取得費用はどれぐらい?相場や内訳、良いスクールの選び方のポイントを解説

ダイビングライセンス(Cカード)の取得費用はどれぐらい?相場や内訳、良いスクールの選び方のポイントを解説

青く澄んだ海の中を自由に泳ぎ、サンゴ礁やカラフルな魚たちとふれあえるダイビング。このような魅力にひかれて「自分もダイビングを始めたい」と思う方が増えていますが、いざダイビングライセンスを取得しようとすると、気になるのがその費用です。特に初心者にとっては、「全部でいくらかかるのか」「何にお金がかかるのか」など、わからないことが多く、不安に感じることもあるでしょう。この記事では、ダイビングスクールでライセンスを取得する際にかかる費用の相場や内訳から、スクール選びで注意すべきポイント、ライセンス取得後に気を付けたい点についても紹介します。