ボルダリングとクライミングの一番の違い、それはロープ
ボルダリングに必要なものは、ウェア(動きやすい服ならば何でもOK)とシューズとチョーク(滑り止め)だけでした。しかしが、クライミングではそれらに加えて、ロープが必須アイテムとなります。
というのも、クライミングはビレイヤー(確保者)とクライマー(登る人)が二人一組となって行うものであり、 ロープは互いのハーネス(安全ベルト)に接続されます。つまりロープはその二人を?ぐ唯一の物かつ、大ケガを防ぐ物でもあるのです。
ビレイヤーは、クライマーが安全に登って降りられるようにロープを常に最適な状態にしておく重要な役目があります。ビレイヤーに関しては様々なジム・スクールで講習会(検定)を実施しており、座学と実際のビレイ体験を行うところが多いです。それを通過することで、ビレイヤーとして一定の知識・技術を持った人物であると言えます。
また、ビレイヤーが持つロープは墜落を防いだり緊急時の命綱になったりするので、ビレイ検定 で正式に認定された人や、実際にビレイヤーを何回も経験した人を ビレイヤーにすることおススメします。初心者の方は相方と一緒にビレイ検定を受けに行ってもいいですね。
トップロープクライミングとリードクライミングについて
クライミングは登るこという意味で、登山からロッククライミング、ボルダリングまでその意味は広義です。
この項では、フリークライミングと呼ばれる最低限の道具だけ使い、自己の力で登るものについて語っています。 多くのスクールで体験できるのもこのタイプです。ボルダリングもフリークライミングの一種ですが、ここではロープを使ったクライミングだけを取り上げます。
トップロープクライミングは、初心者でも取りかかかりやすいスタイルです。最上部から既に確保されたロープをビレイされながら登るので、比較的安全です。高さに慣れつつロープの取り扱いに集中して覚えることができます。正に「初心者」が最初に取り組むべきクライミングですね!
リードクライミングは、トップロープクライミングである程度経験を積んでから挑戦するようにしてください。リードクライミングはクライマーが壁や岩のカラビナに自らロープをかけて登っていくのですが、これは初心者には相当難易度が高いです。また、大きな事故を防ぐためにもビレイヤー、クライマー共にトップロープクライミングをマスターしていることが前提です。
トップロープクライミングで使用するロープってどんなロープ?
墜落するときに衝撃を吸収するために伸びるタイプ(ダイナミックロープと呼ばれる)がクライミング用のロープです。シングルロープで太さ10ミリ前後、長さ50メートルから60メートルが主流とされています。室内ジムのみであるなら、30メートルか40メートルで良いでしょう。 最初はスクールでレンタル出来るロープを使用し、ある程度慣れてきたら自分の分を購入すると良いですね。
まとめ
クライミングは、ボルダリングが好きな方なら一度は挑戦してみる価値があります!大自然の壁を登ったり、相方に身体を預けたり預かったりする緊張感など、ボルダリングとはまた違う感覚が味わえます。興味がある方は、是非クライミングスクールの門を叩いてください!
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