口呼吸よりも鼻呼吸の方が大切な理由とは・・・
普段我々は「無意識」で呼吸をしています。子供の頃から誰にも教わらなくても呼吸をしているのです。正に人間の本能といってもいいでしょうね。無意識でやっているからこそ呼吸の乱れには気が付かないものです。呼吸には鼻呼吸と口呼吸がありますが、現代人、特に子供は口呼吸が多くなっていると指摘する声もあります。口呼吸は空気中の雑菌が直接体内に入りやすいので風邪など感染症にかかりやすいとされています。鼻呼吸では鼻の粘膜が空気清浄機の役割を果たすので雑菌が入りにくいのです。また、集中力も鼻呼吸の方が持続するというデータも公表されています。
従って鼻呼吸を普段からしている状態が「呼吸が安定している」ものと言えるでしょう。
深い呼吸は身体をリラックスさせる効果もあります
緊張している人を落ち着かせる時に「ゆっくり大きく呼吸をして」と促す光景は誰でも一度は見ていると思います。人は緊張すると交感神経が優位になる呼吸も浅くなります。そこで深く大きく呼吸をすることで副交感神経を働かせてリラックスの方向に誘導するのです。また、深い呼吸が出来れば肺や脳にも十分酸素を送ることが出来るので集中力も持続するようになります。
意識して呼吸の練習をすると無意識の呼吸の質も変わる!?
呼吸の乱れは身体だけでなく心の乱れにもつながることも考えられます。そこで「意識して」呼吸の練習をすることが大切です。意識することで肺などの機能も高まります。身体の機能が高まってくれば今度は無意識の呼吸の質もよくなってきます。身体を動かしたり、長い時間集中していても安定して呼吸が出来ていれば平常心でいられることが可能です。そういう観点からも呼吸を練習する意義はあるのです。
武道は平常心が大切です
武道はどのジャンルでも平常心は大切です。相手と対峙した時でも過度に緊張することなくいつも通りに動けることが理想です。そのためには呼吸が安定していることが求められます。緊張して呼吸が浅くなってしまったらいい動きが出来ません。これは瞬時に出来るものではありません。練習していくことによって身についていくものでもあります。
まとめ
武道においては平常心を持続させるために安定して深い呼吸をすることが大切です。そのために呼吸法の練習はとても有意義となります。平常心は武道だけでなく、仕事でも学校でも多くの場面で利点があると思います。普段の自分の力を十分に発揮できるように呼吸を見直してみましょう。
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