カロリーが気になりつつも、お菓子が嫌いな女性は少ないのではないでしょうか?
そんな皆さんのために、ここでは一度は食べておきたいお菓子をご紹介します。
しかも、ワールドワイドに世界中のお菓子を取り上げていきますよ。
さぁ、お菓子にまつわる世界旅行に出発しましょう!
ヨーロッパ地方
お菓子と言えば、真っ先に思いつくのはヨーロッパ地方ですよね。
今のお菓子の原型は、ヨーロッパで作られたものが多いです。
1、 ガレッド・デ・ロア(フランス)
「王様のお菓子」という意味のアーモンドクリーム・パイです。エピファニー(公現節)というキリスト教の宗教行事の折に食べられます。
エピファニーとは、イエス・キリストが生まれた時、3人の賢者がイエスの下を訪れて祝福を与えた1月6日を指します。
この3人の賢者が「王様」であったとも言われることから、「ロア(王様)」という言葉が入ったようです。
ガレッド・デ・ロアの一切れの中には、陶器の人形を一つ忍ばせておくことが習わし。一番年下の人が切り分けたケーキを配ります。
その人形が入った一切れに当たった人は、その日だけ王様となって良い気分を味わえるのです。
2、 アプフェル・シュトゥルーデル(オーストリア)
「アプフェル」はドイツ語で「リンゴ」の意味で、「シュトゥルーデル」は「うずまき」の意味です。作り方は、反対側が透けて見える薄い生地で、細かくしたリンゴをくるくるとまくというもの。
オーストリアには1,000種類以上のお菓子があるのですが、最も歴史のあるお菓子の一つと言われています。
「幸運」を集めるとされる馬の蹄鉄の形に作られることが多く、オーストリアの宮廷では良く食べられていました。
馬の蹄鉄の形は日本でも、お守りになるアクセサリーの形として定着していますよね。
3、 シュバルツバルター・キルシュトルテ
4、 バウムクーヘン(ドイツ)
ドイツ南部に、南北約150キロメートル、東西30から50キロメートルの「シュバルツバルト」というドイツで一番の森林地帯があります。
「シュバルツバルター・キルシュトルテ」は、その地方の郷土菓子です。
ココア(チョコレート味の場合もある)味のスポンジに、シュバルツバルト地方の名産品である「サクランボ」をふんだんに使い、大人が食べる場合はサクランボ酒である「キルシュワッサー」も入れられます。
見た目にも、サクランボの赤と生クリームの白、ちりばめたチョコレートの茶色がかわいらしいお菓子です。
ドイツには森にちなんだお菓子がもう一つ。
「木のお菓子」という意味の「バウムクーヘン」もドイツの代表格のお菓子でしょう。
ドイツでは、「バウムクーヘン」が上手に焼けると、菓子職人のマイスターと認められるそうですよ。
南北アメリカ地方
南北アメリカ地方にも各家庭の味を守ったお菓子がたくさん存在します。それらの一部を見ていきましょう。
5、 アップルパイ(アメリカ)
アメリカでは、イギリスの植民地だった頃(16から17世紀)からパイが作られ始めました。ブルベリーパイ、チェリーパイ、パンプキンパイなど、たくさんのパイの中でも一番人気がアップルパイです。
英語で「as American as apple pie.」という言葉をご存知ですか?
これは、「アップルパイのようにアメリカン」という意味で、つまり思いっきりアメリカらしいということを指します。
それほど、アメリカ人と言えばアップルパイなのですね。
バニラアイスクリームやキャラメルソースなどを添えていただく「アップルパイ・ア・ラ・モード」が、一番アメリカンな美味しい食べ方だとか。
6、 アロス・コン・レチェ(ペルー)
「アロス・コン・レチェ」とは、「お米と牛乳」という意味。
お米を砂糖がたっぷり入った牛乳で煮るお菓子です。
元々はスペインで食べられていたのですが、植民地時代に南アメリカに入ってきました。
お米を主食としている日本人の中では好き嫌いが分かれるお菓子かもしれませんが、一度試してみるのも良いかもしれません。ミルク粥に似た感覚で案外お気に召す味かも。
アジア
最近では日本でもアジアの様々なお菓子が食べることができますね。でも、日本風にアレンジされることもあるので、本場の味とは少し違っていることも。
7、 ハロハロ(フィリピン)
ハロハロは、常夏の国フィリピンが生んだ、とっても色鮮やかな具たくさんのかき氷です。ゼリーやアイスクリーム、プリン、甘く似た豆、トロピカルフルーツなど何でも氷の上にのせていただきます。
実はこのハロハロ。
一説によると、明治時代にマニラ麻を栽培するために、フィリピンへ渡った日本人が「氷あずき」を伝えたことが始まりとされているのです。
8、 ファジョン(韓国)
韓国でも、旧暦の3月3日には桃の節句(春名節)を行います。
ファジョンとは、花煎と書いて、もち米と水をこねてせんべいのようにしたものです。
では、「花」とは何なのでしょうか?
これは、主に「ツツジ」のことです。
韓国の人々は、ツツジをファジョンの片側にのせて、油で焼くのです。
高麗時代から続いている伝統的な韓国のお菓子の一つと言えるでしょう。
中東
中東にも歴史深いお菓子がたくさんありますが、その内の一つをご紹介します。
9、 マームール(エジプト)
甘いお菓子が多い中東の中で、マームール(ナッツとドライフルーツが入ったエジプト風クーキー)は異色!
砂糖を使わず、干しイチジクなどのドライフルーツの甘みを活かすのです。
だから、ありがたいことにカロリーはあまり気になりません。
紀元前の頃からエジプトではナッツとドライフルーツは食べられていたそうで、エジプトのソウルフードの一つと言えるかもしれませんね。
まとめ
定番から珍しいものまでご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
興味を持ったお菓子がありましたら、是非食べてみてください!
カロリーが気になるのでしたら、砂糖をゼロカロリーの甘味料に変えて、自分で作ってみるのも良いかもしれません。
まだまだ、世界には美味しいお菓子がたくさん存在します。お菓子教室は、見聞を広げられますし、作り方まで分かるのでおススメです!
では、世界旅行はひとまずお終り。機会がありましたら、是非世界中の美味しいお菓子たちをご自身の舌でも楽しんでくださいね!
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