ストリートダンスの一種、ハウスダンスとは?

ストリートダンスの一種、ハウスダンスとは?

メジャー化しているヒップホップダンス程は知られていないハウスダンス。しかしその歴史はヒップホップダンスとほぼ同時期から始まっています。ダンス界では知られた存在で、若者を中心に今、人気のあるダンスのひとつでもあります。そんなハウスダンスとは、一体どんなものなのでしょうか。


キレのある格好良いダンスがハウスの特徴

ハウスダンスはヒップホップダンス等に比べてステップの数が多いのが特徴です。ハウスダンスに使われる「ハウスミュージック」が、ヒップホップダンス等の曲調と比べてみると、テンポの速い曲が多いのです。ヒップホップはどちらかと言うとスローテンポな曲が多いのに対し、ハウスミュージックはアップテンポの速いリズムが多く、速い動きが求められます。

キレのあるダンスをするためには、速いステップを重くならないように軽やかに踏むことが大切です。そんな足さばきができて来ると、より躍動感が出て、見る人を惹きつけるダンスになっていきます。リズム感とセンスを兼ね備える事が、踊る上での鍵と言えるでしょう。

ハウスダンスをうまく踊るコツ

ステップの数が多く激しい動きが多いので、最初から激しく速い動きにチャレンジするよりも、まずは自分がついていけるスピードから練習するのがひとつのコツです。曲調が他のダンスに比べて速いので、その分ステップを速く多く踏む足さばきがポイントになります。

「どれだけ速いテンポのリズムに合わせてステップを踏み切れるか」は、上達を目指す際の試金石です。

また、規則的なステップの合間を縫って、フィーリングや即興で自由にパフォーマンスができるようになると、より踊るのも楽しくなり、観客も大いに沸き上がります。基本ステップの正確な足さばきや速さ、技術以外にも、センスを上乗せできれば尚楽しめるダンスです。

ハウスダンスではどんなシューズを履いている?

ハウスダンスに使うシューズはスニーカーが一般的です。時々ブーツを履いて踊る人もいますが、慣れないと重さがあるのでステップが踏みにくく、あまり初心者向けのものではないでしょう。

またスニーカーも、ハイカットとローカットがあり、見た目のオシャレ感を重視する人には高さのあるハイカットが人気ですが、ローカットに比べると重さがある分、動きにくくなります。動きやすさ重視の人や初心者の人は、ローカットから始めるのが無難です。あらかじめ中敷にクッション性のあるものを入れておくと、足を痛めることも減ります。激しいダンスの動きで足を痛めてしまわないように、工夫しておく事も大切です。

様々なストリートダンスファッション 

ストリートダンスのファッションも様々ですが、ジャージやスウェット等、ゆったりとした動きやすい格好で踊るのが主流です。しかし、最近は細めのジーンズにカッターシャツといったような、カジュアルな服装で踊る人も増えています。ファッションの要素は、踊り以外にも自分の個性が出せる表現の手段なので、ダンスをする際のファッションセンスはとても重要なものと言えます。

練習の時は機能性の高い、動きやすいもの。パフォーマンスをする時はオシャレ重視。そのように使い分けると良いかもしれません。

ヒップホップダンスの陰に隠れがちなハウスダンスですが、パワーのあるアップテンポな曲に合わせてパワフルなパフォーマンスができると、とても格好良いダンスが踊れます。注目されつつある、人気ダンスのひとつでもあるのです。

本記事は2015年11月06日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

関連する投稿


ヒップホップの基本ステップ、クラブステップをマスターするコツ

ヒップホップの基本ステップ、クラブステップをマスターするコツ

ヒップホップダンスを格好良く踊る為には、基本ステップをマスターする必要があります。基本ステップを組み合わせて、アレンジができるようになると、曲に合わせて格好良く踊れるようになります。初心者でも踊りやすいクラブステップについて、コツをお伝えしたいと思います。コツを掴めば、マスターしやすいステップなので、是非参考にしてみてください。


ヒップホップ四大要素の一つ、ブレイクダンス(Breakin’)とは?

ヒップホップ四大要素の一つ、ブレイクダンス(Breakin’)とは?

ブレイクダンスは 1970年代に、ニューヨークのサウスブロンクスで発祥したストリートダンスのスタイルです。日本語ではブレイクやBreakin’とも略され、ギャング同士の抗争で、銃撃戦の代わりに用いたダンスバトルで発展したと言われています。現在はアフリカの民族舞踊やブラジルの格闘技などの動きを取り入れ、アクロバティックでダイナミックな技が人気です。また、現在世界で最もダンス人口が多いジャンルでもあります。そんなブレイクダンスのテクニックや仕方、服装の特徴などを紹介します!


中学校学習指導要領によるダンス必修化の目的は何?

中学校学習指導要領によるダンス必修化の目的は何?

文部科学省は平成20年に改定した新学習指導要領に基づき、平成24年からダンス授業を体育の必須としました。そして文部科学省はダンス教育が円滑に行われるために中学校保健体育科教員向けのリーフレットを作成しています。その中でも学習指導要領が示す体育で行うダンスを3つに分け、「現代的なリズムのダンス」、「フォークダンス」、「創作ダンス」のいずれかを必修するように指導しています。これにより中学校の体育の指導教員は、ダンスという今までになかった科目を勉強することになりました。今なぜ文科省がこのような指導をしているのか、どのようなメリットがあるのかを説明します。


hiphop danceの定番技、ポップコーンをマスターする具体的なダンス練習法

hiphop danceの定番技、ポップコーンをマスターする具体的なダンス練習法

hiphop danceの定番技であるポップコーンダンスは、初心者向けのダンスですが、中々に難しいと言われています。しかし、ヒップホップダンスの中では基本ステップの1つで、応用が効きやすく、覚えておくと損はしないでしょう。そんなhiphop danceの定番技、ポップコーンダンスの練習法をご紹介します!


まるでクラブのダンサーの髪型!ヒップホップダンスで人気のヘアスタイルベスト3

まるでクラブのダンサーの髪型!ヒップホップダンスで人気のヘアスタイルベスト3

クラブで踊るダンサーのヘアスタイル、かっこいいですよね。ヒップホップダンスの髪型は、基本的にアフリカ系の人の、癖が強いロングヘアをまとめるためのヘアスタイルが中心です。ファッション性と機能性を兼ね備えた、人気のヘアスタイルベスト3 を紹介します!


最新の投稿


初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

ウクレレのやわらかく心地良い音色に魅了され、「自分も弾けるようになりたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。ウクレレはコンパクトでギターよりも弦の数が少ないため、より簡単に演奏できる楽器として人気があります。しかし、独学で始めると「どんなウクレレを選べばいいの?」「コードの押さえ方が分からない」といった壁にぶつかることも少なくありません。そんなときに役立つのがウクレレ教室です。講師から直接学ぶことで、効率よく上達できるだけでなく、正しい演奏方法やリズム感も身につけられます。この記事では、ウクレレ教室の料金相場やレッスンの種類、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。


テニススクールの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

テニススクールの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

テニスは、運動不足解消やストレス発散に最適なスポーツです。特に初心者にとっては、正しいフォームやルールを学ぶことが上達への近道となります。そのため、多くの人がテニススクールの受講を検討します。しかし、いざテニススクールを探してみると「料金がどれくらいかかるのか?」という点が気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、テニススクールを検討している初心者の方に向けて、料金相場や、費用を抑えるポイント、スクールの選び方まで詳しく解説します。


ピラティスの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

ピラティスの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

ピラティスは、姿勢改善や体幹強化、柔軟性向上を目的としたエクササイズで、健康志向の高まりとともに人気が急上昇しています。特に、デスクワークが多い方や運動不足を感じている方の間で注目されており、ダイエット効果やストレス解消にもつながるため、幅広い世代に支持されています。本記事では、初めてピラティス教室に通おうと検討している方に向けて、料金相場や、月謝以外にかかる費用の内訳、費用を抑えるためのコツなどを詳しく解説します。


社交ダンスのレッスン料金(月謝)の相場は?費用を安く抑えるためのポイントなど解説

社交ダンスのレッスン料金(月謝)の相場は?費用を安く抑えるためのポイントなど解説

社交ダンスを始めてみたいけれど、料金が気になる方も多いのではないでしょうか。社交ダンスの料金は教室やレッスン形態によって実にさまざまで、予算に合わせて選択できます。社交ダンスは、音楽に合わせて優雅に踊るだけでなく、姿勢が良くなったり、運動不足の解消になったりと、たくさんの魅力があります。また、パートナーとのコミュニケーションを通じて、新しい出会いも期待できます。この記事では、社交ダンス教室の料金相場やレッスン形態、さらに料金を抑えるコツまで、分かりやすく解説します。