ブレイクダンスをすると、筋肉、体幹力、柔軟性がつく!
ブレイクダンスには、決まったテキストのようなものはありませんが、人に見せつけて勝敗が決まるという性質を持っています。元々、ギャングが銃撃戦などで命を奪い合う代わりに、ダンスで決着をつけようとして発展したダンスだからでしょう。ですから、必然的に激しい動きばかり。その為、普段は意識しづらい自分の手で簡単に体を支えられる筋力が絶対条件ですし、身体のコアとなる体幹力と回転の時に遠心力をうまく使える柔軟性も必要となってきます。ですから、ブレイクダンスを練習していると、自然とこの3つの力が身についてしまうのです。
代表的な技と練習法を挙げながら、いかにブレイクダンスが効果的か見ていきましょう。
ブレイクダンスのおススメ練習メニュー1、六歩(筋肉)
ブレイクダンスの基本的な技に、六歩というものがあります。これができないのは、一つに上半身の筋力の不足が挙げられます。六歩とは、両手を床につき、かがんで足を交互に入れ替えて、回転させる技。最初はコマ送りのようにゆっくりと。慣れてきたらスピードを上げるとうまくいきます。これは下半身の筋肉だけでなく、腕の筋肉や背筋も同時に使いますから、体全体の筋肉を刺激し、それ相応の筋力が要ります。が、六歩を練習する内必要な筋肉はついてきますし、余分な筋肉は体を重くする原因になるので、過度な筋トレはおススメしません。ブレイクダンスにおける正しい筋トレは、技を実際試してみて、負荷のかかる筋肉だけを鍛えることです。具体的な練習方法としては、例えば腹筋や腕立伏せなどを少ない回数でセット数を多めにしてこなす方法が効果的です。
ブレイクダンスのおススメ練習メニュー2、チェアー(体幹)
チェアーとは、両腕をわき腹と腹筋の間に固定させて床につき、そして90度に体を曲げ、腕と頭でバランスを取りながら体を空中にとどめる技です。まずは、椅子に足をのせて体を浮かすようにすると感覚がつかみやすいです。この技が難しい人は、体幹力が足りていません。体幹力とはインナーマッスルなどの身体の中心の筋力のこと。体幹力トレーニングでは、筋トレで強化できる筋肉以外の筋肉を鍛えることが可能です。チェアーを練習する内に体幹も鍛えられますが、簡単な体幹力アップの方法を紹介しておきましょう。四つん這いになり、対角線上の手足をゆっくり伸ばし、3秒くらいキープするものや両腕を頭の後ろで組み、そのまま真っすぐ腰を直角に曲げるなどのやり方がありますので、参考にしてください。
また、ケガを防ぐ為に練習前のストレッチは必ず行ってください。ストレッチを常日頃からしていると、ブレイクダンスも上達します。なぜなら、開脚して背中で回転するウィンドミルなど柔軟性がミソとなる技も多いからです。
このように、ブレイクダンスは、人の身体に必要な筋肉、体幹、柔軟という3つの要素をマックスに引き出してくれるダンスです。自分に足りていない要素をブレイクダンスで見つけ、楽しみながら練習して補えると良いですね!
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