まず初めに、ホノルル到着後すぐにマリオットホテルにチェックイン。
このマリオットホテルでは、2度のライブをさせて頂きました。本当に感動したのが、このホテルの支配人の素敵な心配りでした。ご用意いただいたジュニアスイートは、2つの窓から真っ青な空と、ゆっくりと沈みゆくオレンジ色の夕日、そして真っ青な大海原の「ワイキキの海」が一望できる素晴らしいお部屋で、テーブルの上には二つのグラスと赤ワイン、冷蔵庫には盛りだくさんの南国のフルーツ。そしてなにやらカードが…。開けてみてビックリです。そこには、「先生のパフォーマンスを従業員一同心より楽しみにしています。」と支配人からの心温まるメッセージがありました。「ありがとう!THANK YOU」と思わずつぶやき、その感動を直ちに小さなスーツケースに書道道具と共に詰め込み、いざ最初の会場へ。
ワークショップとアートライブイベントへ。
ワークショップは、かねてより、イラストを取り入れ外国人用に制作した当会オリジナルの教材(実用新案取得済)を使用し行いました。参加していただいた皆さんがことのほか熱心に取り組まれたのは、いい意味で期待外れでした。
こんな時間は、あっという間に時間が過ぎ、続いては「フライデーナイト」という、アートライブイベントへの出演になります。ここでは、モデル女性の背中に直接に筆を運ぶという初めての体験をしました。クラブの前の道路はこのアートイベントに合わせて通行止めとなり、たくさんの若者が溢れかえっていました。
20メートルの白いキャンパスに揮毫。
何でもいいから書いて下さい!の言葉に…「ALOHA PLEASE COME TO JAPAN」をアルファベットで揮毫(きごう…筆を使い、言葉や文章を書くこと)。その後、この文字をチェンジして漢字でのメッセージを贈りました。
そして、次に和歌を書き始めます。その和歌にちなんだ漢字を、また逆に漢字を書きその漢字に仮名の連面を対峙(たいじ)させるという大作を仕上げました。300人以上はいたでしょうか。フラッシュの嵐とともに受けた質問攻めにも、決して流暢ではありませんが英語でのコミュニケーションを大いに楽しみました。
クラブ内でのコラボレーションライブへと続く…。
アーティストのシャネルさんがモデルの女性の背中に時間をかけて、ペインティングを施しました。そして舞台上から私へ「Come on!」の合図が、いざ出陣…、まさに出陣。震える手を抑えてそのペイティングアートの上に「一心不乱」と私の心情を書き、それでもまだ時間があったのでこれを「百花繚乱」へチェンジ! 落款も丁寧に下脇腹をめがけて…しかしピクリとも動かず…さすがモデル魂!
まとめ
このホノルルでのいろいろなイベントをさせていただいた印象は、書に興味を持ってくれている方々が多いこと、そして芸術に対する「深遠なる興味」、「自身の信念」に従順に行動しているということでした。
1964年大阪府泉佐野市生まれ。青霄書法会主宰。大阪市内を中心に教室運営。メディア出演ライブパフォーマンスなど精力的に活躍。