[ポスカ、ポスターカラー、ボールペンを使った作品]

 [ポスカ、ポスターカラー、ボールペンを使った作品]

今回のイラストに使用された画材、ポスターカラーは不透明水彩で、以前にも説明したように乾いてからも水に溶けるので、塗り終った後に色を薄くしたり等の修正が可能です。また、延びがよく斑なく塗れるのが特長です。 ポスカはお店のPOPを書く為によく使われるマーカーですが、水性インクで臭いも無く乾けば水に流れることが無いので、濃い色の上に重ねて描け、下地の色に関わらず鮮やかに発色します。先端のラインナップは、極細、細字丸芯、中字丸芯、太字角芯、極太角芯があります。 ボールペンの種類は、数えきれない程ありますが、発色が良いのはゲルインクです。


Mei Toyodaさんの作品(本科生)

彼女のイラストにいつも登場するキャラクターが、リズミカルで動きのある元気な作品です。
キャラクターとメガホン部分に白抜きをし、背景はベースに系統の違う緑を使用し、ユニークな形で配置をしています。メガホンの赤と補色の緑の組み合わせが、目を引きます。
手前のキャラクターは大き目に、後ろのは小さめに描き遠近感を出しています。
キャラクターの掲げている旗の金と銀の文字は、ゲルインクボールペン Juice up 04を使用し、顔の部分のはPebeo 4 Artist Markerを使って描いています。

Shihoさんの作品(本科生)

ポスカの極太を使った、ファッションドローイングです。
ポスカの極太は先端が四角くなっているので、角を使うと細く、幅の広い部分を使って描くと太い線をひくことができ、線の太さに変化がつけやすい画材のひとつと言えます。
黒で線を描き、着色はコバルトブルーと赤の2色のみで、シューズの赤がアクセントになっています。
速く手を動かしながら線に強弱をつけ、大胆に描かれた作品です。
故意に顔の詳細はいれず、全体の雰囲気だけを誇張しています。

まとめ

1枚目は面を中心に描かれたグラフィック感のある作品で、2枚目は手早く描かれたドローイングです。
どちらも黒が主体に使われていますが、ポスターカラー、ポスカ、ゲルインクボールペン、どれも黒の純度が高く、他の同種類の画材と塗り比べると黒色の差がよくわかります。
きれいな真っ黒を塗りたいときは、これらの画材を使ってみてください。

本記事は2018年08月27日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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