そもそも、ドラムセットってどんな種類の楽器があるの?
よくバンドのドラマーがドラムを叩いている姿がテレビに映し出されますけど、なかなか細かく見る機会はありませんよね。ドラムセットにはどんな種類、役割があるかを見ていきましょう。ここでは、一般的なドラムセットをご紹介します。
スネアドラム
ドラムセットの中心になる太鼓。演奏中は、常に叩かれていることが多いです。
タムタム
スネアドラムの後ろに並べられます。演奏者の好みや曲目によって数や大きさが変わります。
バスドラム
ドラムセットを観客側から見て、一番下にある大きな太鼓。重低音です。右足でペダルを駆使して叩きます。
ハイアットシンバル
一番叩く回数が多いです。左足を使って調節しながら、リズムを刻みます。
ライドシンバル
シンバルの中では一番大きいです。曲調によってハイアットシンバルの代わりに叩いたり、クラッシュシンバルの代わりになることもあります。
クラッシュシンバル
リズムのアクセントになるシンバルです。
ドラムセットは購入しないと練習できない?
ドラムセットを購入するのは、結構な出費ですし、防音設備が整っておる自宅ならまだしも、そうでない場合は自宅での練習は難しいですよね。
そのような時は、練習スタジオを借りましょう。スタジオは高くても1時間数千円で借りられます。 用意するものは、スティックのみ。必要な機材は、練習スタジオに揃っていますので、大丈夫ですよ。
※場所によってはスティックのレンタルも行えます。
防音設備がない自宅で練習する時は、練習パッドを使ってください。安い物なら、3,000円くらいで購入できます。 音も出ないし、毎日リズム感を鍛えられるので、とても効果的です。
ドラムスティックは、どんなものを用意したら良い ?
初心者にオススメなスティックは、長さ、重さ、太さが定番中の定番の「5A」サイズです。
材質は、「メイプル」「オーク」などもありますが、やはり定番の「ヒッコリー」が無難でしょう。
また、先端部分が丸くて、小さいタイプは、音にくせが出やすいので、最初は避けた方が無難です。それから、ナイロンチップ(先端がナイロン製のスティック)も、木の感覚を覚えるのに邪魔になるので、最初はやめた方が良いでしょう。
もちろん、自分にもっと合うスティックもあるかと思います。スティックは、お値段も600円くらいから購入できますし、何より消耗品です。練習を重ねて試行錯誤しながら、自分に合ったスティックにたどり着いてくださいね。
ドラムスティックの持ち方を教えて!
では、ドラムスティック定番の持ち方をお伝えします。
まず、スティックは先端から3分の2くらいの場所を、親指と人差し指でつまみます。つまんだら、残りの指をそっと添えてください。柔らかく、しなやかに軽く添えるのがポイントです。注意点としては、絶対にぎゅっと握らないこと!
そして、手の甲を上に向けたまま、ドラムを叩きます。これは、「ジャーマングリップ」と呼ばれる持ち方です。 フレンチグリップ」という手の甲でなく、親指を真上に向ける持ち方もあります。その中間の「アメリカングリップ」という持ち方もあるのですが、どれも基本的な持ち方ですので、 しっくりくる持ち方で練習してみてください。
ドラムを叩くのに最適な座り方ってあるの ?
ドラムの基本姿勢は座位です。また、座り方はとても重要です。
椅子の高さは、モモが水平になるくらいにしましょう。
そして、椅子に座る位置ですが、椅子の重心と身体の重心が垂直に一致するくらいまで深い位置に腰を落ち着けてください。理由としては、浅く座ると身体が前のめりになってしまうからです。
では、さらに具体的で簡単な座り方のコツをお伝えしましょう。
バスドラムは、右足を使って叩きます。座る位置が浅すぎると、バスドラムを叩くたび、前のめりになり、重心を崩すことになりますね。
なので、最初は浅めに座って、右足を上げていくのです。少しずつ深めに座る位置をずらしていって、右足を上げても重心が崩れない場所を探してください。最後に、両足を上げても重心が崩れない場所。それがベストポジションとなります。
初心者には、どんな練習が必要なの?
まず、正しくスティックを持って、正しいフォームでドラムを叩く練習をしましょう。
最初は、ゆっくりしたリズムで良いのです。激しいリズムや複雑なリズムを叩くのは、正しいフォームを身に着けてからにしてください。
なぜなら、正しいフォームで叩けないと、音が雑になったり、手を痛めたりするからです。
その為には、大きな鏡を用意すると良いです。叩きながら、自分のフォームをチェックしましょう。
それを、毎日練習することが大切です。スティックを振る感覚を徹底的に身体に覚えこませてください!
まとめ
いかがだったでしょうか?ドラマ―はかっこよく派手ですが、あんな風になる為には、基本の練習がやっぱり欠かせないのです。人によってドラムを始める時期も、初心者を脱する期間も違うでしょうが、すぐに上手くなろうとするよりも、ぜひ基本を大切にしてください。そこに、本物の実力が付いてきますから!
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