レイを始めとしたフラダンス用品について知ろう

レイを始めとしたフラダンス用品について知ろう

フラダンスというと華やかな衣装やレイといったハワイアングッズをイメージされるかもしれません。ここではハワイアンキルトなども含めたフラダンス用品についてご紹介します。また、レイには意味や習慣があり、使用する花の種類によっても意味が異なります。フラダンスの衣装とハワイの関係性についても触れますので、手作りされる方は参考にしてください。


フラダンスには欠かせないレイ

フラダンスは歌・音楽・踊りだけが魅力ではありません。衣装やメイクも重要ですが、本場ハワイの人は歌や土地に合わせて衣装や小物を身に着けます。ハワイには場所によって象徴するイメージカラーが存在して、その土地を表す植物があります。

ハワイ島を例に挙げると、レアフの花の赤、カウアイ島はキモハナの実の紫というイメージカラーが決められています。そのため、フラの衣装はその地域の神々に捧げる歌や踊りと共に、その土地のイメージに従って選んでいきます。衣装やレイは伝統的に踊り手が自ら作ると言われており、実際それらの技術も受け継がれています。そしてレイは自然の中で育つものを使うと良いとされています。

フラでは、歌詞の中で出てくるレイを実際の装飾品として使う傾向があります。例えば、プルメリアが歌で使われているとプルメリアを使うといった具合です。レイは従来、神様へのお供え物でした。現在ではハワイでも日常的なプレゼントとしても利用されています。

フラファッションには欠かせないレイの作り方

レイというと花を想像する場合が多いですが、実際は色々な素材を使います。緑の葉で作った「グリーンレイ」や貝殻で作った「シェルレイ」、木の実や鳥の羽で作られたものまであります。このように、原則的には天然の素材で作られたものがレイなのです。

レイの一番簡単な作り方をご紹介します。スタンダードタイプとして花を一列に重ねた「クイ」(縫うという意味)というタイプがあります。これは花の中心に針を通していきます。また、三つ編みのように編み込んだり、元となる繊維の紐に巻き付けたりなどして作ります。レイは見た目も美しいのですが、香りも重要とされています。

ちなみに、フラを踊る時に身に着けるレイには3種類あります。頭に着けるレイ・ポオ、手足と足首に着けるレイ・クウペエ、首に着けるレイ・アイです。着ける順番も足から手、首から頭へと下から上へと着けていきます。これは大地の気が足のつま先から体に入ると考えられているからです。

ファッションとしてのレイとハワイアンキルト

原則、フラの踊りで使われたレイは他人にはあげてはいけないと言われています。これは、フラは神聖なものであり、守護神カラがレイに属すると考えられているからです。

例えば先ほど紹介した貝殻でできたシェルレイ、動物の骨でできたボーンレイなどはかつて採取が困難だったため、高貴な方が身につけていました。一方でハワイアンキルトは、1820年代にイギリス人宣教師によって伝えられたパッチワークキルトが独自に発展したものです。ハワイならではのモチーフとして植物や花が用いられており、フラ教室に通う際に入れるバッグなどもあります。

クッションカバーやベッドカバー、タペストリーなどあらゆる布製品があります。最近ではレイ手作りセットのためのククイの実やモンゴシェル(貝)などの通販もあります。フラダンスになじんできたら手作りしてみるのもいいでしょう。道具を手作りするのも、フラダンスの楽しみ方ではないでしょうか。

まとめ

フラには欠かせないレイですが、本国では神聖なものとして扱われています。日本ではファッションとして楽しむ向きもありますが、フラダンス上級者は凝って手作りする人が多いようです。そこでアレンジするのがその人それぞれの楽しみ方なのでしょう。綺麗でカラフルなレイやハワイアンキルトを選んで、フラライフを楽しんでください。

本記事は2016年08月06日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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