フラダンスには大きく2種類のスタイルがある
フラダンスには大きく分けると2種類あります。一つは現代フラダンスと呼ばれる「フラ・アウアナ」(現代フラ)と呼ばれるもので、新しいスタイルという意味があります。フラダンスは、たいていこちらのことを指しています。
このフラ・アウアナは初心者向きで、ハワイアンミュージックに合わせて優雅にゆったりと踊ることができます。もちろんアップテンポな曲もありますが、ハワイアンアーティストが歌うスローテンポな曲を使う教室が多く、人気が高い踊りの一つになっています。
一方で「フラ・カヒコ」(古典フラ)と呼ばれる踊りもあります。これは古い・はるか昔のという意味で、古代ハワイから伝承された神聖な踊りとされています。フラ・カヒコはメレと呼ばれる歌に合わせて踊ります。過去、ハワイは文字がなかったため文化や歴史をこのメレとダンスで伝えられたと言われています。フラ・カヒコは独特な発声法が特徴で、神秘的で厳かなイメージが強い踊りです。
初心者に向いた教室を選ぶには
日本では上記の説明からもわかるようにアウアナ(現代フラ)を教えている教室が多いようです。そのクラスの中でたまにカヒコ(古典フラ)を行ったりすることもあります。また、先生の方針によって次のケイホ(発表会のこと)でカヒコをするので特別に教えるということもあるでしょう。
まず、初心者なら体験教室で初回レッスンを受けることをおすすめします。自分のフィーリングに合った教室かどうか、先生との相性は良さそうかなど、この点は非常に重要です。もちろん先生に「ハウラ」(フラのレッスンのこと)は何を目指していらっしゃいますか?といったダイレクトな質問でもいいでしょう。
フラダンスはお子様と一緒でも年配の方でも基本的には楽しめる踊りです。初心者でも最初から参加でき、徐々に衣装やグッズを集めるというスタイルが多いようです。先輩の生徒さんを見ながら、自分にあったスタイルを見つけてください。
男性向け(カネフラ)教室とは
「カネフラ」のカネとは男性という意味で、男性によるフラダンスのことです。古代ではフラは神様への祈りや祝い事で男性のみが踊っていました。女性が踊るようになったのは現代フラからで、フラダンスが女性の踊りとして定着したのは近年からです。本場ハワイでは男性のフラダンサーが大勢います。女性の華やかな踊りと比べて、鍛えられた肉体で踊る動きはカネフラの魅力の一つです。
日本では女性のフラダンサーは40万人もいますが、男性は1000名程度しかいないと言われています。男性向けのカネフラは技術だけでなく体づくりも重要なポイントになります。軸となる足腰を鍛えて美しく逞しい、引き締まった「カネ」でなければ認められないと言われます。男性ばかりの教室なら気兼ねなく参加できますし、この際体を引き締めたい、足腰を鍛えたいという方には非常に良い踊りです。想像以上に激しいのでフィットネスの一つとしてもおすすめです。
まとめ
現代フラも古典フラ(カネフラ)もどれも年齢や性別に関係なく楽しめるのがフラダンスの良いところです。フラダンスは既に20年や30年踊っているという方も多くいる、息の長いダンスです。衣装の美しさに魅了されて手作りされる方もたくさんいます。良い教室を見つけてぜひ楽しんでください。
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