そもそもストリングとは?
ストリングは硬式テニスのラケットに張ってある糸のことを指します。もともと、このストリングは羊や牛の腸から作られ、ガット(腸)と呼ばれることも多いです。ストリングの太さには細ゲージと太ゲージがあり、同じ素材のストリングでもゲージが違うだけでスイング感覚も大きく違ってきます。
そんなストリングには色々な種類があります。振動吸収性や反発性が良いナチュラルストリングや、スピンや回転などをかけやすい、ナイロンやポリウレタンが使用されるシンセティックストリングなどが代表的なものですね。ストリング選びは自分のプレイスタイルに合ったものを選んでいくことが大切です。
ストリングの寿命とは?
ストリングには寿命があります。ナイロンストリングで週に一回程度プレーするという場合、1ヶ月から3ヶ月で交換するのが適切です。また、ナチュラルガットの場合にはそれよりも長期間寿命が持ちます。 注意点として、寿命を無視して使い続けていると、テンションが落ちたり、ガットが突然切れることもあります。
加えて、ガットの性能を100%発揮するためにはきちんとした手入れや保管も必要です。汗や水で濡れた場合はこまめに拭き取るようにしましょう。また、ガットを高温多湿なところに長時間放置するのも寿命を縮めることに繋がります。
テンションの高低
ラケットのストリングを張る強さのことをテンションと呼びます。テンションをどうすれば良いかは悩みどころです。
低いテンションの場合には「ボールが飛びやすくなる」「ストリングが切れにくくなる」といった利点がありますが、その分「コントロールが悪く感じる」「テンションを低くし過ぎると逆にボールが飛ばなくなる」といった注意点もあります。
また、高いテンションのストリングの場合、「コントロールがよくなる」「ハードヒッター向き」である反面、「ストリングが切れやすくなる」「肘などが故障しやすくなる」といったデメリットもあります。
使っているラケットのストリングが高すぎる、といった場合にはグリップテープや振動止めを使ってみるのもおすすめです。
テンションはどのくらいがいい?
最適なテンションは人によって違いますが、「どれくらいのテンションが良いかわからない」と言う人は50から60ポンド程度で張ってみると良いでしょう。
もしも「ボールが飛びすぎる」と感じるようであればテンションを低くして調節していきましょう。また、テンションは温度の影響を受けます。気温が高い夏場にはストリングの弾力が上がる反面、冬場にはストリングの弾力が下がります。そのため、常に同じテンションにしたいなら「夏場(冬場)は少し高め(低め)に」張ると良いでしょう。
まとめ
ストリングは奥が深いもので、テニス上達の鍵でもあります。よりテニスが上手くなるためにも、しっかりと自分にあった調節をしていきましょう。
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