テニスにおけるフォアハンドのストロークで、強いエッグボールの打ち方を習得しよう

テニスにおけるフォアハンドのストロークで、強いエッグボールの打ち方を習得しよう

テニスの基礎中の基礎とも言える”フォアハンド”。初心者にありがちなのが『入れるだけのフォアハンド』になっていることです。今回は中級者、上級者の方におすすめしたい『エッグボール』と呼ばれるボールの打ち方をお教えします。非常に強力なショットですので、ぜひとも習得してください!


エッグボールとは

エッグボールはプロテニスプレイヤーのナダル選手に代表されるスピンショットの名前です。エッグボールという名前の由来は、非常にスピンがかかっているのでボールの軌道が卵のように見えることから付きました。

エッグボールはスピンショットの中でもムーンボールと呼ばれる遅い山なりの軌道をしたスピンではなく、速さのあるスピンショットです。通常のスピンと比べるとかなりのスピードがあり、地面に触れるその瞬間、さらに加速するので非常に打ちづらいボールです。錦織選手も試合中にこのエッグボールで相手選手のミスを誘っていました。

エッグボールの強力な部分は、回転力があるので上にも力が働く点です。上にも力が働くことで、ボールがコートぎりぎりまで飛び、着地後に遠くへ跳ねる動きをします。スピードをかけながらスピンをかけるので、打つにはフットワークだけでなく、素早いスイングスピードが出せる筋力がないと難しいです。そのため、テニスの基本的なトレーニングができている方、中~上級者でないと打つのが難しいショットです。

エッグボールを打つには

エッグボールにはスイングスピードが必要だということは前段で説明しました。そのためには筋力をつけるテニス用のトレーニングが必要ですが、一番重要なのは体の使い方だと言われています。

エッグボールを打つ際に大事なのはラケットの構え方です。まず、テニス初心者の頃に学んだと思われる、アスレティックポジションを思い出しましょう。アスレティックポジションは膝を軽く曲げ、お尻をやや後方に出す構えです。この構えで初動が早くなります。

次に、ボールが来たら、上半身を90度ターンさせます。そのとき下半身は股関節と膝を曲げている必要があります。これは太もも裏の筋肉を十分使うために必要で、地面をしっかり蹴るために必要な動作です。地面を蹴りながら上半身のひねりを戻すことで、力強い回転を作ることができます。

さらに強いスイングにするには、肘を曲げてインパクトします。プロの選手の中には筋力があるので曲げないで打てる人もいますが、腕が直角に近い状態で曲げてインパクトすると力強くスイングしやすいはずです。

その後フォロースルーになりますが、エッグボールの場合はすぐプロネーションしてスピンのコントロールを行います。プロネーションによるスイングをすることで安定したスピンボールになり、これらの動きを全力でやるとエッグボールになります。最後に気を付けたいのは、手首のプロネーションです。これが一番難しいのでグリップエンドを意識して何度も練習してみてください。

テニスの上達は一日ではできません。正確なショット、強力なエッグボールでさえ毎日の練習が必要です。毎日コツコツ!ぜひお試しください。

まとめ

プロのテニスの試合を観戦しているとプロの何気ないサーブやショットが華々しく見えます。それはプロだから上手なのではなく、血のにじむような努力をしているからです。華やかなプレーもその裏では厳しい練習から生まれたものです。みなさんも練習してエッグボールを打てるようになりましょう!

本記事は2016年05月11日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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