取った資格を「活かせる人」と「活かせない人」のちょっとした3つの差

取った資格を「活かせる人」と「活かせない人」のちょっとした3つの差

「資格を取ったあとの、資格を活かすお手伝い」に携わる整体学校の教務部 就職 開業支援担当者が、『資格を活かせる人と活かせない人の違い』をご紹介します


「資格にたくさん時間と労力とお金をかけたけど活かせていない」
そんな方がときどきいらっしゃいます


資格を取るまでは、
「あんなふうになりたい」と憧れたり
資格の持つキラキラしたイメージに惹かれたり
取得に向けて頑張れる自分が誇れたりして
充実していますよね

だからこそ、資格を取ってもうまく活かせなくて
やりたいことへの道が途中で途切れていたり
余計に落ち込んでしまうんですよね

人によっては、「活かせないのはじぶんのせいだ」と
自分自身を責めてしまうこともあります

時間と努力も含めて、自己投資のつもりが
投資でなく、むだな浪費になってしまったら
次の新しいことに踏み出す勇気も
削られてしまうこともあります

周りの大切なひとにも
「また、無駄になっちゃう」とレッテルを貼られそうで
次のことに挑戦したくても
なかなか言い出せないなんてこともあるそうです


逆に、
取得した資格をキチンと活かしたり、
直接的には活かせてなくても明らかに財産にできている人もいます

なにが違うのでしょう

ここでは、「資格を活かす」ということを
「就職や開業など、お仕事にする」とした場合についてご案内します。

資格を取得したあとの
就職や開業のお手伝いをしている立場だから気づけた
「活かせる人」、「活けせない人」のちょっとした差についてご紹介します

私の専門は、整体やリラクゼーションの分野になりますが、
ほかの分野も含め、これからなにかの資格を目指す方のご参考になれば幸いです

3つある「活かせる人」と「活けせない人」のちょっとした差

1.「そもそも目的に叶う資格か」に気づけるかの差

2.「やりたい」と「やってあげたい」がつながっているかに気づけるかの差

3.「どこまで身につけるか」の差

1.「そもそも目的に叶う資格か」に気づけるかの差

「資格」は、取ることが目的ではなく、
「やりたいこと」(目的)をするための手段ですよね

例えば、「やりたいこと」が就職やサロン開業だとしましょう。

そのときに、整体やカイロプラクティック、リフレクソロジー、
リンパドレナージュ、タイ古式マッサージなどの資格取得は
実際にお仕事として活かしている方も多く、
「手段」として間違ってないと思います。

では、赤ちゃんへのマッサージはどうでしょう。

資格自体は、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、
素晴らしいものです

適切なスキンシップのもたらすコミュニケーションは、
赤ちゃんが喜ぶだけでなく、お母さんにもたくさんの恩恵を与えると思います

ただ、就職や開業を考えると、
産院や市区町村の子育て支援でボランティアなどで取り上げられることが多く
施術業にしても講師業にしても枠自体が少ない中
資格を取ったからと言って、すぐ就職や開業に直接結び付けることは難しいでしょう

ご自身と赤ちゃんのために学ばれる方がいらしたり、
助産師さんや看護師さん、保育士さん、保健師さんが学ばれて
お仕事のプラスにされることはよくうかがいますが、
この資格単体で就職や開業につながるケースはあまり聴かれません

このように、
取ってみたい資格が、ご自身の目的と照らして有効な資格なのか、
取得する前にいったん立ち止まって考えるかどうかが、
資格を活かせるかどうかの差になります

2.「やりたい」と「やってあげたい」がつながっているか気づけるかの差

「やりたい」と思えるかは、取る資格を選ぶ際にとても大事な判断基準です

実際、就職や開業の支援をさせていただいていても
「施術をするのが好き」という方は、
職場を自分の居場所と思える環境にしていくのが非常に上手です

でも、ときどき、
「人にやってあげたいことか」とあらためて考えると、
「また少し違うかな」という方もいらっしゃいます

ご家族や大切なひとには「やりたい」けど
それを「人にやってあげたい」、「仕事にしたい」はまた別という方です

その場合は、目的の方を「家族や大切なひとにやる」と替えて、
あらためて、資格を取るべきかをいったん立ち止まって考えるのも良いのでしょう

もちろん、それで取った資格で家族や大切なひとに喜んでもらえたなら、
それは充分に資格を活かせているといえます

ただ、「手に職をつける(就職や開業)」を目的にされる場合には、
資格取得に取り組む前に、授業体験などで少し触れてみて、
「仕事にするのもありか」を確認されることをおすすめします

3.「どこまで身につけるか」の差

「『資格の活かし方』まで学べますか」


整体やリフレクソロジーなどの施術を学ぶことを例にすると
手順だけを教わっても、残念ながら、お客さまに施術できるレベルとはいえません


「お客さまに喜んでもらえるレベルまで学べるか」

「施術効果を出せるレベルまで学べるか」

「実際の現場を想定した接客まで学べるか」

その資格で、どのレベルまで学べるかを確認しましょう。

どれだけ時間や労力をかけても
上記のレベルまで身につけなければ
就職や開業につながらず
なにも身につけないと同じ結果、
「資格を活かせない」ことになってしまいます


施術を学ぶこと以外の資格においても、
実際に活用する現場レベルまで
実践的に学べるのかはどうかは
同じように確認された方が良いでしょう

「まずは趣味として…」とお考えの場合

「まずは趣味として学んでみて、合っていたら、仕事にしてみたい」
という方もいらっしゃいます。

それもとても大切な確認作業です。

ただ、「将来お仕事にする可能性」が少しでもあれば、
最初から、実践レベルまで学べる資格を学ぶ授業の体験などで
確認されることをおすすめします。

その方が、「仕事として合っているか」にも触れていただける環境が
整っていることが多いからです。

資格を取るときに、どこまで学べるかも、
資格を「活かせる」か、「活かせない」かの差になります

最後に

これは、資格の選び方や学び方では無いので、
「ちょっとした差」に含まなかったのですが、
資格を取る環境の選び方における大切なことがあります。

それは、
「就職や開業のサポートをどこまで受けられるか」
です

資格を取ったあとでの、もう一歩踏み出せないことで
「活かせない」ままになっている、もったいないケースにも出会います

就職や開業には、
わくわくと胸ふくらむ期待と一緒に、
「合う職場の探し方がわからない」
「開業の正しい準備のしかたがわからいない」
などの漠然とした不安が頭をもたげ、
もう一歩を踏み出す勇気がだせなくて、
資格を活かせないという方もいらっしゃいます


その一歩は、お仕事が変わることなので、
取る資格を選ぶときや、学んでいるときよりも
勇気がいるかもしれません

就職や開業についても細やかなサポートの得られる環境で学べるかどうかも、
取った資格を「活かせる」、「活かせない」の差につながっていくのでしょう

まとめ

1. そもそも目的に叶う資格か

2. 仕事として、人に「やってあげたい」と思える資格か

3. 実践レベルまで身につけられる資格か

4. 資格取得後のフォローが整っている環境か


以上の4つを確認いただくことが
みなさまの、資格をとることと、
その資格を活かすことに役立てばうれしいです

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本記事は2018年02月01日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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