前回の記事で、
「サロンの規模」について、
4つのレベルにわけて、
それぞれの特徴をご案内しました。
-前回ご案内したサロンの規模、4つのレベル-
■ レベル1 ▶
【 自宅で週に二日ほど開業する副業サロン 】
■ レベル2 ▶
【 自宅で週に五日以上開業するサロン 】
■ レベル3 ▶
【 店舗を構えて開くサロン 】
■ レベル4 ▶
【 店舗でスタッフと一緒に開くサロン 】
(前回の記事をお読みでない方は、是非、ご覧になってください)
前回の記事です。 サロン開業するまでサポートが続く整体学校の教務部による開業支援の内容などを抜粋してお届けしています。 この記事では、サロンの規模を4つのレベルにわけて、各レベルごとの特徴を解説しています。
今回は、
その4つのレベルごとに、
“サロン開業準備の段階では何が違うのか”
次の代表的な3つをとりあげます。
-4つのレベルごとの[開業準備での3つの違い]-
「広告の目標設定」
「サロンコンセプトのつくり方」
「価格設定」
レベルごとに、当然、
見込まれる売上や、
初期コスト、
必要なスキル
が違うことは前回にご紹介しました。
開業相談をお受けする際、
「目指すサロンの規模によって実はこれも違ってくるんですよ」
とご説明すると、
「あら、本当。気づかなかった」ということばを
特にいただくことの多い3つです。
ひとつずつ順にご紹介します。
「広告の目標設定」 -サロン規模によって変わること1-
まず、ひとつめ。
「広告の目標設定」というと小難しく聴こえるもしれませんが、
簡単にいうと、
「その広告で、お招きしたい新規のお客さまの人数」
のことです。
これがサロンの規模によって変わってきます。
例えば、
レベル1とレベル4でみてみましょう。
レベル1では、
のんびりとサロンをやっていくこともできます。
仮に、
「週に2日で、一日2人のお客さまをお招きしたい」
としましょう。
【 “2”名様ד2”日間ד4.2”週間=“17”人 】
となります。
ひと月17人のお客さまにお越しいただければ良いわけです。
これにたいして、
レベル4のサロンではどうでしょう。
「ベッド5床で、一日4人のお客さまにお越しいただきたい」
となると、
【 “4”人ד7”日ד4.2”週×ベッド“5”床=“588”人 】
となります。
ひと月588人のお客さまにお越しいただきたいわけです。
“リピーター率”や
“一人のお客さまがご利用いただく平均期間”によって、
月間の新規でお招きするお客さまの目標人数は変わりますが、
単純に、目標総お客さま人数が、17人と588人では、
広告の目標設定だけでなく、
当然、広告の意図や、ターゲット、掲載場所、予算も変わってくるのは、
わりとイメージしやすいと思います。
「サロンコンセプト」 -サロン規模によって変わること2-
つづいて、ふたつめが、
「サロンコンセプト」です。
広告の目標設定が変われば、
広告の意図や、伝えたい相手、出す場所も変わりますが、
「広告で伝えたいこと」
も変わっていきます。
この“伝えたいこと”が、
サロンのウリやコンセプトです。
サロンコンセプトのつくり方は、
また別の機会に詳しくご紹介しますが、
サロンコンセプトは、たいてい、
次の二つのどちらかに寄っていきます。
1.「 少ない人の心に強く訴求できるコンセプト 」
2.「 多くの人の心に1.よりは弱く訴求するコンセプト 」
なかなか、
「 多くの人の心に強く訴求するコンセプト 」
というのを作るのは難しいことです。
例えば、
「50代女性の足の冷えを〇○で改善しましょう」
と、
“お客さまの層”と
“お悩みごと”、
“手段”
を限定したとします。
これにそって、強く訴求できるコンセプトがうまく作れると、
ベッド1床を週に二日埋めるには
充分なお客さまにお越しいただけるかもしれませんが、
ベッド5床を毎日埋めるには
足りないかもしれません。
なので、サロンの規模によっては、
広告の目標値や意図、出す場所、予算を変えるだけでなく、
広告で伝えるべきサロンのコンセプト自体も、
より多くの人に訴求できるものに変えることも考えていきましょう。
「メニューの価格設定」 -サロン規模によって変わること3-
さいごに、みっつめが、
「メニューの価格設定」です。
価格設定法(プライジング)の講座では、
冒頭で4つの視点を持つことをご案内しています。
詳しくは、また別の機会でご紹介しますが、
4つの視点のひとつについて触れます。
[ 価格設定で持つべき4つの視点:1.サロンオーナーの視点 ]
スタッフさんと一緒に、オーナーとしてやっていく
レベル4のサロンでは、
当然、スタッフさんに報酬をお支払できる
メニュー価格にする必要があります。
ひとりでやる場合と、
スタッフさんがいる場合では、
サロン運営にかかる費用も当然変わるので、
その分を単価に反映させなくてはいけません。
サロンの規模をレベル3から4に上げたとき、
つまり、はじめてスタッフさんを採用したときに、
「スタッフを雇ったので、メニュー価格があがります」
では、お客さまは納得できないですよね。
なので、将来、レベル4のサロンを目指すなら、
最初から、レベル4を想定した価格設定が必要です。
その他、
経年劣化した設備の交換費用や、
より高いサロン規模レベルを目指す準備費用なども、
サロン規模によって変わってくるので、
はじめから目指すサロンの規模を想定した価格設定をしていきましょう。
お客さまもあなたも幸せになれる価格設定法があります『 サロン開業の教科書 』全24講座の単元7の講座(東京整体学院いろは学舎)の体験レッスン|グースクール
https://gooschool.jp/sc/7104132/le/00578/sh0001/サロンメニューの価格設定講座を受講できます。 ”整体学校だからできる『 サロン開業の教科書 』全24講座” の単元7の講座です。 場所はJR赤羽駅から徒歩4分の東京整体学院いろは学舎。 【0800-812-6395】こちらの番号で、電話問い合わせや資料請求ができます。
まとめ
サロンの4つの規模レベルごとの違いを
開業準備の段階での視点でご紹介しました。
「どの規模のサロンを目指すのか」
だけでなく、
「どの規模を目指して、どの規模からはじめるのか」
を考える際のご参考になればうれしいです。
今回ご紹介した代表的な3つのほかにも、
変わってくることはたくさんあります。
グースクールマガジンの記事のなかでも随時ご紹介しながら、
「どうしたら良いか」も併せてご案内していきます。
あなたのサロン開業が成功することを祈ってます。
いろんな想いの方が通われています。「人を元気にすることを仕事にしたい」
「ずっとやってみたかった」 「もっと解剖学とかの基礎を固めたい」 「もっとお客さまに喜んでもらえるようにスキルアップしたい」 「自分のサロンを持つのが夢」 「もっと幅広い技術を身につけたい」 「就職まで安心できるサポートをしてほしい」 お一人おひとりの夢を叶えるお手伝いをしています