そもそも経路リンパマッサージって何?
経路とは、東洋医学で言う「気」「血」「水」の通り道のことです。リンパとは、西洋医学で言うところの、必要のない水分や老廃物を体外に排出する器官です。つまり、経路リンパマッサージとは、この2つの流れに圧をかけ、身体の巡りを良くするものと考えてください。血流マッサージとリンパマッサージが合体したようなものです。
気血の流れとリンパの改善ができ、血行が良くなり、免疫力もアップします。新陳代謝もアップするので、ダイエットにも効果があるんですよ。何より、身体の巡りが良くなると、まるでお風呂に入った後のように身体が温まります。
冷えの大きな原因は足にあった!
心臓は全身に血液を巡らせるポンプの役割を担っています。血液は、身体に必要な栄養も含んでいますから、血の巡りが良いか悪いかは身体にとって重要です。筋肉も、動かすことによって全身に血液や血を巡らせます。
では、第2の心臓と呼ばれている場所をご存知ですか?それは、「足」です。なぜなら、下半身には、全身の3分の2の筋肉がついているからです。その大切な足が冷えると、身体の巡りがぐんと悪くなってしまうんです。ここで、経路リンパマッサージの出番です。血行を良くし、リンパの機能を促進させ、冷えを解消するための具体的手順をお伝えしましょう。
足の冷えを経路リンパマッサージでやっつけよう!
1. 手の親指を使って、足の指から足首に向かって優しく流していきます。足裏は軽く押しましょう。
2. ひざ下は、内、外、裏、膝の裏側を下から上に向かってさすって流します。
3. 太ももは、内、外、裏側を下から脚の付け根に向かってさすります。
4.背中から腰は、リンパの流れに沿って背中から腰へ、上から下へと流します。
5. おしりは、手の平を使って、腰を起点にピップラインに沿いながら円を描くようにさすりましょう。
他の経路リンパマッサージも教えて!
1. 腕は、手首から腕の付け根に向かって、さすります。
2. バストは、横向きで上下に手で包み、上の手は内側から外側へ、下の手はその反対方向に動かしましょう。
3. 鎖骨は、肩から鎖骨の中心部分に向かって、4本の指で老廃物を押し流します。その後に、鎖骨の下のくぼみに沿って、左右の鎖骨の間から腕の付け根へと流していきます。
4. 首は、両手を耳の下に置き、片方は上から鎖骨の中心まで、もう片方は肩先まで向かわせましょう。
5. 顔は、口角、小鼻、額の中央から、こめかみに向かって力を入れずにさすります。
まとめ
経路リンパマッサージは、優しくさするだけで効果があるので、マッサージ剤も不要です。そして、一度覚えてしまえば簡単です。手の指をつまんで、爪先へとさするだけでも、手がほかほかしますよ。身体がほぐれるお風呂の中で行うとさらに効果的です。東洋医学と西洋医学の良い部分をミックスした経路リンパマッサージで、あなたも冷えとさよならしましょう。
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