汗、皮脂の増加
くもりや雨の日は過ごしやすい気温ですが、晴天の日中は真夏日になることも珍しくなくなりましたね。このように気温が上がってくると、気になるのが汗や皮脂。べたべたしたり、化粧崩れの元になるからと、しっかりふき取ると肌に悪影響がある場合も。
汗と皮脂は混ざり合って”皮脂膜”を形成しています。この皮脂膜はお肌からの水分を守る役割もあります。そして水分を保つことはお肌の健康を守るバリア機能を保つことにもつながります。
汗を拭きとる場合には、しっかりとこするようにではなく、タオルなどを軽く肌にポンポンと押し付けるようにして水分を吸わせましょう。
なお、汗の成分によってかゆみを感じることもあるので、その場合は濡れタオルで同じようにして拭くと良いようです。
曇りの日の紫外線
地上へ降り注ぐ紫外線はUVAとUVB。
「曇りの日でも紫外線は強い」といいますがどの程度でしょうか。
UVAは晴れた日の75%、UVBは半減、とのことです。
もちろん雲の量によって変化しますが、UVAは1/4しか弱まらないんですね。
UVAはUVBほどのエネルギーはないものの、肌深く、真皮のコラーゲンやエラスチンといった肌の土台となるタンパク質に悪影響を与えます。そのため、シワやたるみの原因になってしまうので、紫外線の強いこれからの時期、お出かけの際はお天気に関わらず日焼け止めをお忘れなく。※PA値が高いものがUVAを防ぐ力が大きいです。
屋内の紫外線
屋内だと紫外線は気にしない方も多いかもしれません。
透明なガラスは実は紫外線を吸収するのですが、UVBは透過せずUVAはある程度通します。
そのためお天気のいい日は注意が必要です。
ひなたでなくとも、光は回り込む性質があるのでお天気が良いために室内が明るい場合は、その明るさに応じて紫外線対策をするのがよいでしょう。