はじめまして。講師の青野桂子です。
実務者研修について、お話させていただきます。
私の講義スタイルは「ライブ」そのもの！双方向のコミュニケーションを大切にしています。その時の状況やご参加される方の人数、世代によって変化に富んだ講義を心がけています。

これからの福祉業界に求められる「資質」は価値観にとらわれないコミュニケーション技術と根拠に基づく論理的思考です。9日間という限られた受講時間ではありますが、講師の役目はそれらを「育てる」ことではなく「引き出すこと」だと思っています。

人にはもともと持っているコミュニケーション能力や感性がありますよね。
実務者研修を受講することにより、自分をより客観的に見つめ、多角的に自分の特性を捉えることが可能となります。「私ってこんな一面もあるんだ」と気付き、そのうえで介護に必要な技術の根拠を一つひとつ学んでいただきます。テキストだけでは得られない、ライブのような五感を通じて感じる講義で皆さんの「人間力」を引き出すお手伝いをします。

また実務者研修は医療分野の技術や知識、医療機関との連携など多様化するニーズに対応する専門的な内容も含まれています。多くの方が不安に思われる医療的ケアの演習も、ほっと倶楽部では練習日を追加で設けるなど受講生の皆さんが自信を持って実践できるよう工夫したスケジュールが組まれています。

受講生の皆さんが安心して学べるよう事務局スタッフ、講師が一丸となってサポートします。ぜひ一緒に学びましょう！

介護の仕事を志すまでは、ずっと一般事務の仕事をしていました。
伝票整理やパソコン入力が中心で座り仕事ばかりでしたが、 人と深く関わる仕事が向いているのではないかと、漠然とですが考えていました。
そんな時に足にケガを負った母が、生活に不自由しているのを見て、身体介護に興味を持ちました。
友人が介護職で勤めていた関係もあり、自然に資格取得へと足が向きました。

今現在デイサービスで勤務していますが、普段はあまり接することがない高齢者の方と関わることに魅力を感じています。
レクリエーションをする時も、ご利用者さんによってできることが異なりますがご利用者さん一人ひとりにあった支援することで、前向きにチャレンジしていただけることがあり、そうした姿を見たときに介護の意味や魅力を再認識します。

講座の途中から介護の仕事を始めたので、慣れるまで大変でした。
でも講座が進むにつれて、学んだことが次の日には介護の現場で活かせることがあったり、受講生同士で情報を交換し合ったりと、相乗効果で講座も仕事も楽しく取り組めるようになっていました。
実務者研修が終わった今も、当時の受講生同士で連絡を取り合い近況報告をしています。

修了式の日、講師の先生がおっしゃられた言葉が印象的でした。
「介護の経験も無い中、授業を受けても共感できた所や役に立った事は限られているんじゃないか、でもこれから介護職に就いた時に、資格が活きてきて今回学んだことを実感できる」
先生が言われた通り、現場で日々、学んだことをひとつひとつおさらいしている状況です。
ほっと倶楽部で受講してほんとによかったなと実感しています。