パン作りの道具、何を揃えたらいいの?
初めてパンをつくる場合、下記のような道具をそろえる必要があります。
・ボウル 2個(大・中 入れ子になるものだと便利)
・はかり (1グラムまで計量できるもの)
・計量カップ (10cc単位で計量できるもの 200~300cc用)
・スケッパー (パン生地を切り分ける他、生地を集める際に使うもの)
・麺棒
・大理石のし台 (キッチンではパン作りのスペースが確保できない場合に便利)
・パンマット
・オーブン (発酵機能があれば便利。250度くらいまで温度が上がるもの)
・ケーキクーラー (オーブンについている足つきの網で代用可能)
最低限、ボウルと計量グッズ、オーブンがあればパン作りは可能です。少しずつ買いそろえていけばよいですね。
また製菓用品専門店では、パンづくりに必要な道具をセットにしたスターターキットを販売していることもあります。一度に必要なものが揃うので、スターターキットを利用することも一案です。
パンづくりに必要な材料
道具がそろったら、いよいよパンの材料を揃えましょう。
・パン用小麦粉(強力粉)
・イースト
・バター または ショートニング
・砂糖・塩
・水または牛乳
・スキムミルクや卵など(レシピによって必要です)
とてもシンプルな材料でパン作りが始められるのが大きな魅力です。
いずれの材料も、お近くのスーパーマーケットの製菓材料売り場で手に入れることができます。小売店であれば、小麦粉やイーストは購入しやすい価格帯で販売されているので便利です。
パン作りの工程はこのような流れ
本格的にパンづくりを始める前に、パン作りの流れを覚えておきましょう。
①計量 パン作りで使うすべての材料をあらかじめ計量する
②ミキシング 小麦粉・塩・砂糖・水・イーストをボウルに入れて箸などをつかってなじませる
③捏ね 生地がひとまとめになったら、打ち台(大理石のし台)に生地をのせ、力を加えながら捏ねていきます。ある程度生地がなめらかになったら、バターやショートニングを加えなじませるように捏ねます。
④1次発酵 生地をひとまとめにして、ボウルの中に入れ、固く絞ったぬれ布巾をボウルにかぶせて30度程度の温かい場所で発酵させます。
⑤ベンチタイム 1次発酵終了の生地は1.5倍~2倍程度に膨らんでいます。ガス抜きを行い再び丸め直して、10分ほど休ませます(ぬれ布巾をかけて乾燥に気をつけること)
⑥成形 スケッパーで8~10等分に切り分け丸めます。(この時点で好みの形に成形する)
⑦2次発酵 オーブン天板に成形した生地をのせ、30度で30~40分二次発酵させます。目安はパン生地が2倍程度に膨らんでいることです。
⑧焼成 オーブンを予熱し、指定の温度と時間に設定し、パンを焼きます。
⑨完成 焼きあがったら、ケーキクーラーにパンをのせ粗熱を取ったら完成です。
パンのレシピやパン職人の考え方によってもプロセスは変わります。基本のパンの作り方を覚え、自分ならではパンの作り方に派生させていくことも楽しいですよ。
初めてのパンづくり、失敗するのは当たり前
独学でパンづくりを始めると、どうしても固いパンに仕上がったり、うまく膨らまなかったりと失敗してしまうケースがあります。
そんな時は失敗の原因を必ず明らかにして、もう一度同じレシピで作る、もしくは別の考案者が考えたパンづくりレシピへ変更するなどの対処で自分なりの美味しいパン作りの道を歩んでいきましょう!
そして、パン作りのスキル向上のポイントとして覚えて欲しいことが一つあります。
パンが膨らむ仕組みは、イーストと小麦に含まれたグルテンの作用によるものです。つまり、捏ねの工程でグルテンと小麦・水分の関係をうまく見極められるようにすることが大きなポイントです。
捏ね時間が足りない、発酵が十分でなかったという失敗は、何度かパンづくりをくりかえすうちにコツが分かるようになっていきます。
また、少し慣れてくると難しい成形のパンや総菜パン等にチャレンジしたいという気持ちもわいてきます。
パン作り初心者などは、成形方法なども独学ではなかなか修得できないというケースもあるようです。そんな時は、初心者向けのパン教室へ通って仲間たちと一緒にステップアップを目指すことも楽しみの一つとなります。
まとめ
パン作りは何度か繰り返すたびに新しい発見があります。おいしいパンが焼きあがるまでには時間がかかりますが、焼きあがり間近にオーブンから漂う、香ばしい香りはとても気持ちを豊かにしてくれます。
道具さえそろえば、後は簡単に作り始めることができます。気軽に始められるので、趣味と実益を兼ねてパン教室を開業する方も増えています。あなたもパン作りを始めてみませんか?
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