料理教室初心者が体験をする前に知っておきたいこと

料理教室初心者が体験をする前に知っておきたいこと

「親から『花嫁修業として、料理教室に行け』と言われた」 「今春から一人暮らしをするから、その前に料理を学んでおきたい」 「今までまったく料理をしなかったけれど、パートナーとは共働きをしていく予定。自分も料理を作れるようにならなきゃ」 さまざまな理由で、「料理を学びたい」と考える人がいると思います。 しかしそのときに気になるのは、「まったくの料理初心者だけど、本当に大丈夫?」ということ。 今回はこんな悩みについて回答したいと思います。


料理初心者さんほど料理教室で学ぶのがおすすめ!

料理をまったくやったことのない人にとって、ほかの人と一緒にやることになる料理教室は、とてもハードルが高いもののように思われることでしょう。

周りが上手な人ばかりで恥をかきそうと思ったり、周りの人の足を引っ張らないか心配になったりする人もいますよね。

しかし、実は料理初心者さんほど料理教室で学ぶのがおすすめなのです。

料理がうまくなってくると、自分自身でさまざまな応用をすることができるようになります。特に習っていない料理でも感覚でつくれるようになりますし、未知の食材同士・調味料同士でも上手に掛け合わせることができるようになります。

料理にまだ慣れていない人の場合、応用したり、知らない料理をしたりするのはかなり危険です。
ただ、まったく料理に慣れていないと、「どんな料理が初心者向きなのか」ということもわかりません。
また、食材に関する基本的な知識や調理方法が身についていない、ということもあるでしょう。

このような場合でも、料理教室では丁寧に教えてくれます。

先生がきちんとテーブルを見ていてくれますし、まったくわからない人にもきちんと指導してくれます。

そしてつくりあげた「初めての料理」がおいしければ、料理に対する意欲もわき、「もっと料理をしたい」「自分はちゃんと料理ができるんだ」と感じるようになるでしょう。
こうなれば、新しい料理にもどんどん挑戦できるようになります。

「料理における、初めての成功体験」をもたらしてくれるという意味で、料理教室は、料理初心者さんにもとても向いているのです。

また、周囲の人でも、みんな最初は初心者でした。
まだ慣れていないなかで一生懸命学ぼうとする人を、笑う人などほとんどいません。
場合によっては、生徒さん同士で教え合うこともあります。
「学びたい」という気持ちさえあれば、料理教室はだれが行っても構わないものなのです。

選び方のポイント1.「初心者向き」の料理教室を選ぼう

「料理教室」というと、料理が上手な人がさらに腕に磨きをかけるために、あるいはパンやお菓子をつくるために通っているという印象を持つ人も多いかもしれません。
もちろんこれらを目的とした教室もあります。包丁を持ったこともない人が、これらの教室に通うのはさすがにハードルが高いものです。

しかし、実際にはさまざまなコースがあります。

「初心者向け」「入門編」といったプランやコースを打ち出している料理教室を検索してみましょう。

これらのなかには、「包丁の持ち方1つから教える」「卵の割り方」などを教えてくれるところもあります。
基本の下ごしらえの方法からすべて伝えてくれるところもありますから、まったくの初心者さんでもしっかりと学ぶことができます。

選び方のポイント2.単発の料理教室を選ぶ

料理教室は、食材を使うこと、その多くが少人数制であることから、参加料金がかかるのも事実です。
そのため、「この料理教室は自分に合うかどうか」をはかるために、トライアルコースを利用してみましょう。
これらは多くの料理教室でやっているもので、とても安価(1000円程度)で料理教室の雰囲気を確かめることができるものです。

また、単発で行っている料理教室に行くのも手です。
1回で終わるものですから気軽に体験することができますし、気の向いたときだけ行くことができます。

選び方のポイント3.「講師に見てもらえる環境」をつくる

英会話などでもそうですが、申し込みの段階のときに、自分のレベルを正直に告げるようにしておくと、その後の展開がスムーズです。

このときは、恥ずかしがらずに、「包丁をほとんど握ったこともない」「野菜の皮むきも怪しい」というようなことを、具体的に伝えてください。

こう言われておけば、料理教室の方でも講師にそれを伝え、配慮することができます。

「講師の数が少なければ、初心者に気を使ってもらうのは難しいのではないだろうか」ということならば、マンツーマンの料理教室を選ぶ とよいでしょう。
また、マンツーマンとまではいかなくても、「講師1人が受け持つ生徒は2人まで」としている料理教室もあります。

まとめ

料理初心者さんにとって、料理教室は少しハードルが高いもののように思われるかもしれません。
しかし、基礎力をつける意味でも、意欲的に料理に取り組めるようにするためにも、料理教室を利用することは有用です。

単発の料理教室を選んだり、初心者コースを選んだり、講師に注意を払ってみてもらいやすい環境を作ったりすることで、初めての人でも、楽しく効率的に、そして無理なく料理を学んでいくことができます。

自分のスタイルとレベルにあった料理教室を、ぜひ選んでくださいね。

本記事は2017年10月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

関連する投稿


家庭料理技能検定ってどういう検定?難易度は ?

家庭料理技能検定ってどういう検定?難易度は ?

「家庭料理技能検定」は、「料検」とも略されるものです。 古い歴史を持つこの家庭料理技能検定の概要と、そしてその合格率、どんなことをやるのか、難易度はどんなものなのかについて見ていきましょう。


まな板の選び方。まな板は素材でこんなにも変わる !?

まな板の選び方。まな板は素材でこんなにも変わる !?

だれもが当たり前に使っている「まな板」。 しかしこのまな板、実はさまざまな種類があり、そしてさまざまな特徴があるのです。 今回は、材質別に、それぞれのまな板の特徴とメリットデメリット、特徴、お手入れの方法について見ていきましょう。


だし(出汁)の取り方と、最適な保存方法について

だし(出汁)の取り方と、最適な保存方法について

「旨味を利用して料理を作ること」を覚えると、料理の幅は急激に広がり、そして料理の味に深みが増します。日本では「だし(出汁)」がありますが、これは料理の基本であるとともに、料理を非常に面白く、深く、個性的なものにしてくれるものです。 今回は、このだし(出汁)の利用方法について見ていきましょう。


料理の盛り付けを学べるテーブルコーディネート教室とは

料理の盛り付けを学べるテーブルコーディネート教室とは

「せっかく料理が作れるようになったのだから、だれかに見てもらいたい」 「きれいに盛り付けて、いかにもおいしそうに見えるようにしたい」 このように思うのは、ごく自然なことです。 だれかに褒めてもらえればモチベーションもあがりますし、ますます料理熱が上がりますよね。 そこでここでは、SNS映えする料理の盛り付けや、テーブルコーディネート技術についてお教えします。


最新の投稿


【初心者向け】カメラ教室・写真教室の料金相場や教室選びで失敗しないポイント

【初心者向け】カメラ教室・写真教室の料金相場や教室選びで失敗しないポイント

カメラや写真に興味を持ち始めたとき、「もっと上手に撮れるようになりたい」と思う方は多いはず。独学も可能ですが、カメラの設定や構図の考え方、光の使い方などは自己流だと限界を感じることもあります。そこで役立つのが写真・カメラ教室です。教室に通うことで、基本操作を一から丁寧に学べるだけでなく、講師の直接指導を受けながら実践的にスキルを伸ばすことができます。特に初心者の方にとっては、わからない点をその場で質問できる環境は大きな安心につながります。この記事では写真・カメラ教室の料金相場やレッスンの種類、費用を抑えるポイント、さらに教室選びで失敗しないためのコツを詳しく解説します。


【初心者大人向け】水彩画教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

【初心者大人向け】水彩画教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

水彩画教室は、「絵を描くことを楽しみたい」「趣味を広げたい」「表現力を磨きたい」と考えている方に人気の習い事です。特に、初めて受講を検討している方にとっては、どのくらいの料金がかかるのか、また自分に合った教室をどのように選べばよいのかが気になるポイントではないでしょうか。料金は月謝だけでなく、入会金や教材費なども発生する場合があります。あらかじめ相場を知っておけば、無理なく続けられる教室を見つけやすくなります。この記事では、水彩画教室の料金相場、そして初心者でも失敗しないための教室の選び方について解説します。


イタリア語教室の料金相場はどれぐらい?初心者でも失敗しない教室選びのポイントなど徹底解説

イタリア語教室の料金相場はどれぐらい?初心者でも失敗しない教室選びのポイントなど徹底解説

イタリア語は、美しい響きと独特のリズムを持ち、多くの人を魅了する言語です。旅行先で現地の人と会話を楽しみたい、留学して本場の文化を学びたい、あるいは仕事でイタリア語を活用したいなど、学び始める理由はさまざまです。しかし、いざ学びたいと思った時に、まず気になるのは「どのくらいの料金で学べるのか」という点でしょう。この記事では、イタリア語教室の料金相場をはじめ、安く抑えるコツから初心者が失敗しない教室選びのポイントまで詳しく解説します。


押し花教室の月謝はどれぐらい?レッスン別の料金相場や教室選びのポイントを紹介

押し花教室の月謝はどれぐらい?レッスン別の料金相場や教室選びのポイントを紹介

押し花(プレストフラワー)は、草花の美しさをそのまま閉じ込め、額装や小物などにアレンジして楽しむクラフトです。最近では趣味としてはもちろん、インテリアや贈り物としても人気が高まっており、はじめてみたいと思う方が増えています。とはいえ、いざ押し花を始めようと思っても「何から手を付ければいいの?」「独学では限界が…」と迷うことも。そんなときに心強いのが、基礎から丁寧に学べる「押し花教室」です。この記事では、押し花に興味を持ちはじめた初心者の方に向けて、気になる押し花教室の費用の目安をはじめ、受講料以外にかかる費用、料金を抑えるコツ、そして教室選びのポイントまで、詳しく紹介していきます。


【中国語教室 料金相場】初めての中国語学習にはスクール受講がおすすめ!初心者が失敗しない選び方も紹介

【中国語教室 料金相場】初めての中国語学習にはスクール受講がおすすめ!初心者が失敗しない選び方も紹介

「中国語を習ってみたいけど、どれくらいの費用がかかるのか分からない」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。最近では、ビジネスや旅行、趣味など、さまざまな目的で中国語を学ぶ方が増えてきました。それにともなって、中国語教室の種類やレッスンスタイルも多様になり、料金体系も教室ごとにバラバラです。この記事では、中国語教室を初めて受講しようとしている方に向けて、中国語教室の料金相場から、料金を安く抑えるコツ、初心者でも失敗しない教室の選び方について紹介します。