和太鼓のバチの持ち方を覚えよう
和太鼓の打ち方のコツを覚える前に、まずは正しいバチの持ち方を覚えましょう。バチを正しく持つことで手指や手首に負担をかけずに叩けるようになります。バチの持ち方に関しては、流派や教室によって持ち方が異なりますが、一般的な持ち方は人差し指と親指でバチを軽く握り、残った指でバチが振り回されないよう軽く握って固定する方法です。この持ち方を覚えると、手首が自由に動くので細かいリズムが叩けるようになります。
和太鼓の叩き方・面打ちと縁打ち
和太鼓の叩き方にはいくつか種類があります。通常使われるのが「面打ち」です。その名の通り、皮が張ってある面の中心を狙って叩く方法です。バチの先端角を当てるイメージで、面に対し斜め45度の角度でバチを打ち込むようにすると良い音が響きます。
もう一つが「縁打ち(ふちうち)」です。ドラムのリムショットと同様、和太鼓のヘリを叩きます。縁打ちはバチの先端を使わず、持ち手寄りの部位を使って打ち込みます。縁打ちの場合は、皮を鋲でとめてある部分を狙って叩きます。木肌が見える部位を叩くと、傷が付きますので気をつけましょう。面打ちの場合は「ドン」、縁打ちの場合は「カッ」と音が出ます。楽譜がない太鼓の楽曲を演奏する時は覚えておきましょう。
太鼓は横打ちが基本
和太鼓教室では、1人1台の太鼓が基本なので、太鼓の皮面を上に向け、立てて設置することが多いのですが、通常の演奏時には「横打ち」が基本です。横打ちとは、太鼓を台に乗せて横向きに設置したものを打つ奏法です。盆踊りのやぐらに設置された太鼓を想像するとわかりやすいです。
横打ちにすると、2人以上での合奏が可能になります。よりダイナミックな演奏や表現ができるので、観客側も聞きごたえがあります。和太鼓の練習をする際には、横打ちで音を響かせることを念頭に置くと、より早く上達します!
まとめ
このところ、古典芸能や民謡の演奏に使われる役割だけではなく、和太鼓には音楽的要素が求められるようになり、現代音楽にも深く食い込むようになりました。そのためリズムも複雑化し、和太鼓の基礎がなければ、腱鞘炎などで腕を痛めてしまう可能性もあります 。
和太鼓はバチが長く太い分、そのリズムを高いレベルで表現するには熟練の技が求められます。まずは基本を覚えることを念頭に置き、体全体を使った和太鼓演奏をできるようになりましょう!
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