弦は巻きすぎず、少なすぎず。

弦は巻きすぎず、少なすぎず。

弦の巻き方がよくわからないという人は、意外と多いです。また、奥が深く、どうやって巻くのが正解なのかは、案外難しいテーマです。巻き方もいろいろありますが、基本的な考えがわかれば大丈夫です。


弦巻とチューニングの安定

弦の巻き方を意外と知らない方は多いと思います。巻きすぎてしまうとゴチャゴチャして絡んでしまったり、少なすぎると、演奏中に抜けてズレてしまいチューニングが狂ってしまうトラブルになります。弦の巻数は、6弦〜4弦は、2巻半〜3巻。1弦〜3弦は、4巻〜5巻くらいが適正でしょう。ようするにワウンド弦(巻弦)は巻きすぎず、プレーン弦は少なくなりすぎないといのが考え方です。

1弦〜3弦のプレーン弦

4弦〜6弦のワウンド弦(巻弦)

ペグ(弦巻パーツ)のタイプを確認しよう。

弦の巻き数の次は、ペグの種類についてです。弦を巻く金属パーツをペグといいます。そして弦を通している穴の部分をポストといいます。このポストですが、弦を横から通すタイプと上から挿すタイプがあります。それぞれで巻き方、コツがありますのでお教えします。

 まずは横から通すタイプです。2種類の巻き方があります。弦を通し1回転目は通した弦の上側を巻いて2回転目からは最初に通した弦の下側を巻いていきます。3回転目以降は、そのまま下側に巻いていきます。仕上がりは、最初に通した時の弦が上下に挟まれる形になるのでしっかりとした巻き方に見えます。
 もうひとつの方法は単純で、弦を通して下側に巻いていくだけです。
この2つの良し悪しは特にありません。大切なのは隙間なく弦が絡まないようにしっかりと巻く事です。

 ペグのタイプもうひとつは!弦を上から挿すタイプです。こちらは、弦を挿して下側に巻いていくしか出来ません。単純ではありますが、注意点があります。
弦を上から挿したあと折り曲げるのですが、これをしっかりと折り曲げるということです。特に1弦〜3弦のプレーン弦は滑り抜けやすく、できたらラジオペンチなどを使ってしっかりと曲げて下さい。

・弦を横から差し込むタイプ。
・最初に通した弦を上下に挟み込む巻き方。

・弦を横から差し込むタイプ。
・最初に通した弦を下方向のみ巻くやり方。

弦を上部から差し込むタイプ

最後はポストに巻かれる弦を軽く引っぱり、絞って下さい。(強引に引っ張って弦を切らないように)しっかり巻くだけでチューニングの安定と弦の張りがしっかりとします。これができるようになるだけで音の響き方が良い方向に変わりますので、これからは、ただの弦交換にしないでしっかりと行ないましょう!!

本記事は2017年09月01日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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