1.現在の自分の音域を知る
今、あなたの最低の音と、最高の音はどこですか?と、言われてもなかなか思い当たらないかもしれません。まずは、どこまで声が出るのか正確に調べてみましょう。ピアノかキーボードを用意し(ないという方はスマホのアプリでもOK)、基準の「ド」から、順番に音程を高くしながら声を出していきましょう。「ア」でもいいですし、「ラ」でも良いです。おそらく、最初の「ド」から次の「ド」までは出せるでしょう。では、その次はいかがですか?地声から、裏声に変わっていく音あたりでちょっと怪しくなってきたら、怪しい箇所をすかさずメモしましょう。
2.叫ばない!
歌うときの裏声には、いくつか種類があります。普段の生活で出す裏声は、芯のある声です。しかし、歌うときの裏声に芯があると、叫んでいるように聞こえてしまい、音程のコントロールも難しくなります。ロックでシャウトするときは芯のある高い声を出しますが、ほとんど叫び声に近いですね。今回は裏声の中でも「ファルセット」という、芯がないような柔らかい高音を目指しましょう。イメージしやすいのは、男性アーティストがかなり高い音域を歌うときの繊細な声です。女性の場合は囁くような感じの声になります。したがって、裏声は叫んではいけません。
3.フクロウの真似をしよう
意外なことに、裏声は一般的に「鍛える」というイメージとは少し違い、慣れの要素がかなり大きいです。小さい声で裏声を出せるようになってから、徐々に大きくしていくといいでしょう。まずは小さい声でいいので、最初に確認した地声と裏声との切り替え部分からスタート。喉に負担がかかってしまうので、必ず飲み物を用意してください。フクロウやオオカミのように「ホー」と声を出しましょう。声を出しづらいときは、上を向くと、余計な筋肉を使わずに済みます。毎日、少しずつ、コツコツと練習してくださいね。だんだんと声の高さを調整する輪状甲状筋が鍛えられ、裏声が安定するようになります。
また、うれしい効果として、輪状甲状筋が鍛えられることによって、裏声以外の音程も安定します。音痴の改善にも効果テキメン!裏声だけでなく、地声の部分も含めて、オクターブを行ったり来たりしてみてください。地声と裏声の違いをできるだけ無くしていくことによって、違和感のない美しい声を出すことができます。裏声と地声を自在に使いこなしているアーティストの楽曲を聴いて、研究してみるのもいいでしょう。
裏声を使いこなせるようになると、どんなアーティストの曲でも練習すれば歌えるようになります。音痴も改善できるのですから、カラオケで活躍したい!もっと上手になりたい!という方は、ぜひ裏声を鍛えましょう。
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