見た目はクラシックギターによく似ているけれど
フラメンコギターの見た目は、クラシックギターとそっくりです。でも、よく見てみると本体が薄く、弦高(ギターの弦の位置)が高く浮くように作ってあります。フラメンコは素早い指の動きが多いため、すぐに抑えられるように弦高が高く作ってあるのです。
ちなみに、フラメンコギターの巨匠といえば「ラモン・モントヤ」という人がいます。まさにフラメンコギターというジャンルの元祖、神様とも言える人で、彼がいたからこそソロ演奏のフラメンコギターという1ジャンルができたといっても過言ではありません。亡くなってから50年以上経過しましたが、未だに曲の一部がよく演奏されています。初めてフラメンコ界でソロアルバムを出すなど、元祖としての業績を残しました。
また、フラメンコギターの伝説のギタリストといえば「パコ・ルセーナ」という人が居ます。19世紀のことなのでアルバムもないし、動画もありませんが、アルサプア奏法など、数々の奏法を開発しました。
フラメンコギターに限らず、ギターを演奏するときには爪は短く切るようにしましょう。どんな形に切るかはその人次第ですが、より素早く強く弦を押さえるためにフラットに切っている人が多いようです。
カスタネットだけでも主役級!
カスタネットといえば、小学校で使う赤と青の色をした、木製の貝みたいな楽器と思っている方が多いと思いますが、フラメンコで使うカスタネットは黒く、右手と左手で音程が違うものを持ち演奏します。
カスタネットを演奏しながらフラメンコを踊る姿をイメージする人も多いですが、これは実はかなり難易度が高く、最近はあまり見かけなくなりました。
フラメンコは基本的には足でリズムをとるので、カスタネットが必須ではないですが、カスタネットがあると本格的な感じがしますよね。
フラメンコ時に聞こえる細かい「カカカカ」と聞こえる連続音を鳴らす奏法は、フラメンコ独自のものです。これは親指にカスタネットの紐をかけて、あとの指でカスタネットを鳴らすことで連続した音が出せるのです。
フラメンコ教室によっては、カスタネットの使い方も教えているところもあります。小学校以来、カスタネットを持ったことがないという方でも、練習すれば本場のリズムに近づけるかもしれませんね。
フラメンコの曲って奥深い!
フラメンコの音楽は、曲だけでも芸術になるくらい存在感がありますね。フラメンコは、ギター、カスタネット、歌、踊りが合わさって魅力がより一層増すものです。これからフラメンコを習う方も、観に行く方も、楽器に対する知識があるともっと楽しめるようになりますよ!
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