内家拳とは
中国武術には内家拳と外家拳といった種類の流派があります。内家拳と対するのが外家拳です。外家拳は剛拳と呼ばれることもありますが、わかりやすい例で言うと日本の空手がその代表です。外家拳は筋力の力で相手を打ち倒すことがその特徴になっています。
その一方、内家拳は誰もが持っているエネルギーである「気」を用いて戦います。そのため、内家拳では気の鍛錬は欠かせないものになっています。太極拳や八卦掌、そして形意拳はこの内家拳の一つなのです。
八卦掌について知る
八卦掌(はっけしょう)は八卦の思想を理論的背景として構築された武術であり、清朝時代に生まれたとされています。その攻防は円を描くような動作が特徴で、変幻自在に戦う武術になっています。
携帯に便利なこともあり、万能な武器と言っても良いですが、太極針自体は先端が尖っただけの棒ですから、しっかり持つように練習するだけでも大変です。また、太極針などの太極拳の武具を持ち歩く際は、必ずケースや袋などに入れて持ち運ぶようにしましょう。
形意拳とは
形意拳(けいいけん)も太極拳や八卦掌と同じ内家拳に属する中国武術です。形意拳は龍や虎、馬などの動物の動きを取り入れた十二形拳と、陰陽五行説に根を持つ五行拳からなっています。五行拳は特に形意拳で大事にされる技術であり、劈拳(へきけん)、鑚拳(さんけん)、崩拳(ほうけん)、炮拳(ほうけん)、横拳(おうけん) からなっています。この五行拳を極めただけでも勝利を手にするには十分と言われているほどです。
また、形意拳は「肉を切らせて骨を断つ」ことを理念としており、その破壊力は中国武術の中でも屈指です。そのため、最強の武術と言われることもあります。また、形意拳は前に進む動きが基本となっており、常に攻撃を念頭に動くのが特徴です。また、形意拳は太極拳と同じように健康効果が高いとされています。
まとめ
この記事では内家拳を紹介しましたが、それぞれの違いを理解してもらえたのではないでしょうか。太極拳にしても、八卦掌や形意拳にしても、内家拳の基本は「気」です。それぞれ共通していることも多くなっているため、一緒に学んでみるのも良いですね。
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