気功とは
気功とは誰もが持っているエネルギー、「気」を使った健康法およびに民間療法のことです。中国では気功は医療行為として効果があるとされており、気功科を設けている病院もあります。
気功の歴史は大変古く、紀元前に書かれた医学書である「黄帝内経」では既に「気」と病気の関係性について記述があるほどです。このように紀元前から中国の人に親しまれてきたのが気功であり、太極拳と同じように朝の公園などで健康法として実践している方が多いです。
気功の原理や種類
気功の根本原理は「良い気を溜めて体に巡らせて、邪気を追い出す」ことによって心身の調整を図ることです。そのため、気功の練習では気を溜める座禅や気を循環させる八段錦 を行います。
また、気功には軟気功と硬気功の2つがあることもポイントです。軟気功は健康を目的とした気功法であり、硬気功は武術を目的とした気功法です。また、気功にも色々なやり方や流派があり、一説では2000以上もの流派があるとされています。
太極拳と気功の関係性
太極拳も気功と同じように「気」を扱います。気功における武術の側面を高めたものが太極拳と考えると、わかりやすいかもしれません。
とはいえ、両者の違いは少なくありません。たとえば、太極拳と気功は修行する内容が違います。気功は体内を流れる気を練るために呼吸法とイメージトレーニングを重視して修行します。一方、太極拳では体のバランスを整えるために修行をします。
しかし、太極拳にしても気功にしても「気」という考え方が根本にあることは変わりません。たとえば、太極拳の基本的な練習は静功、動功、套路、推手ですが、このどれも気が関係してきます。
太極拳と気功の関係性は高く、「太極拳を知っていれば気功も教えられる。だが、気功を知っているからと言って、太極拳を教えられるとは限らない」と言った人もいるくらいです。
まとめ
太極拳と気功の関係性について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。気功から始めて太極拳に興味を持つ人も多くなっていますが、それだけ両者の繋がりは深いことが伺えます。どちらも「気」を扱うものですから、太極拳と気功を両方習ってみるのも悪くないかもしれませんね!
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