太極拳の歴史とは
武術には剛拳と柔拳があります。剛拳は筋肉を鍛え、その筋力で戦う武術ですが、柔拳は「気」を用いて戦う武術です。柔拳は日本の合気道なども当てはまりますが、太極拳はこの柔拳の一つです。
太極拳は張三豊が呼吸法などを取り入れて編み出したと言われています。このほかにも起源はいくつかありますが、太極拳は長い中国の歴史を通じて色々な変遷をたどってきたのです。
また、太極拳は第二次世界大戦後に「制定拳」として簡略化され、中国国民に広く広まるようになりました。日本では日中国交正常化以後に訪れた中国人教師などから「太極拳」の名前が広まるようなったこともポイントです。
太極拳の原理
太極拳では「気」という考え方を重視します。「気」は誰もが持っているエネルギーで、気が崩れると病気になるとされています。逆に気を高めれば自然治癒力も高まる、というのが基本的な「気」の考え方です。「気」の循環を高めることができるのが太極拳なのです。また、中国の哲学思想とも密接に関係しています。
例えば、「荘子」や「老子」、そして「孫子」などの影響を太極拳は受けています。ですから、太極拳は「哲学拳」と呼ばれるほどです。太極拳は「柔をもって剛を制す」といった合理主義が貫かれており、動作の一つひとつに無駄がないこともポイントです。
太極拳を行うメリット
太極拳をすることで得られるメリットは多数あります。例えば、シェイプアップ効果がその一つです。また、肩こりや冷え性など、体のトラブルにも効果があるとされています。新陳代謝の向上にも役立ち、内臓の機能を高めてくれるなど、太極拳にはさまざまな健康効果も期待できます 。精神面でもメリットが多く、ストレス解消や、集中力アップなど、色々な効果が期待できます。
まとめ
太極拳は色々な効果がありますから、体が弱い人などにも向いています。また、短時間でも効果があるので、忙しい人でも無理なく続けていけるのも利点です。太極拳に興味を持った人は、ぜひ太極拳にトライしてみてはいかがでしょうか。
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