プロのネイリストになるために「ネイルスペシャリスト技能検定」

プロのネイリストになるために「ネイルスペシャリスト技能検定」

国家資格の取得が義務付けられている美容師とは異なり、ネイリストには公的機関が定めるライセンスが存在しません。だからこそ、ネイルスペシャリスト技能検定は、習得している知識と技術が証明できる重要な資格です。 誰もが受験できるネイルスペシャリスト技能検定ですが、合格を目指すなら、やはり周到な準備が必要です。資格取得成功に向けて、知っておきたいこと、やっておきたいこと、勉強法をご紹介します!


ネイルスペシャリスト技能検定を受けるメリット

指先までバッチリおしゃれをしたい女子からの需要の高まりに伴い、ネイルサロンの件数は、ここ数年で一気に増加しました。サロンの間で、腕の良いネイリストの引き抜き合戦が繰り広げられることもあるなど、優れたスキルを持つネイリストが求められています。

その華やかさと美しさから、ネイルのお仕事に憧れる人も多いですが、人の体に直接触れるサービスを提供するので、正しいお手入れ方法について精通していることが不可欠です。ネイルスペシャリスト技能検定を受けて資格を取得すれば、履歴書に箔がついて就職に有利になるだけでなく、お客さんやサロン経営者からの信頼も得やすく、すでにプロとして活動している人にもプラスになります。

また、客観的に能力を審査されることによって自身のレベルが把握できれば、向上心も刺激され、さらなるレベルアップも期待できるでしょう。

ネイルスペシャリスト技能検定を受けるメリット

ネイルスペシャリスト技能検定は、安全なネイルサービスの知識と的確な技術の向上を目的として、NPO法人インターナショナルネイルアソシエーション(公式ホームページ:http://www.i-nail-a.org/index.html)が主催している試験です。義務教育修了者であれば、経験の有無や年齢を問わず誰でも受けることができます。

これからプロを目指す人や初心者が対象のA級、SA級、プロのネイリストが対象PA/AA/AAA級にレベルが分かれおり、いずれも学科試験と実技試験の両方で規定以上の点数(出題50問(1問2点)のうち40問以上正解)を獲得すれば合格とみなされます。

PA/AA/AAA級の場合、試験内容は共通で、審査結果に応じて各級の資格(60点以上でPA級、70点以上でAA級、80点以上でAAA級)が認定されることになっています。学科または実技のどちらかのみを合格した場合は、再受験時に合格科目の受験が免除されるという優遇制度があります。試験の実施は、A級とSA級は2、5、8、11月の年4回、PA/AA/AAA級は5、11月の年2回で、東京、大阪、福岡などに会場が設けられますが、開催場所は月によって異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。

ネイルスペシャリスト技能検定の気になる試験内容と合格率

学科試験は、ネイルの衛生学、人体の仕組み、マニキュアリストの化学などに関する問いがマークシート方式で出題されます。ネイルを単なるファッションアイテムとして捉えるのではなく、人体の一部として衛生的に扱えるかどうかの知識が試されます。

モデルを用いた実技試験では、ネイルケアとそれぞれの級に応じたネイルの制作が課せられます。A級はカラーリング、AS級はチップオーバーレイとカラーリング、PA/AA/AAA級はチップ、スカルプチュア、フレンチスカルプチュアの3本のアーティフィシャルネイルとカラーリングが課題となります。ネイルスペシャリスト技能検定試験の合格率は、A級こそ約80%と高数値ですが、レベルがアップするごとに難易度が増し、AAA級になると10%代前半のみと狭き門になっています。

上級の資格取得は容易ではありませんが、そのぶん優秀な能力が認められた証しとなるので業界内で高く評価されます。

ネイルスペシャリスト技能検定合格に有効な勉強方法とは?

ネイルスペシャリスト技能検定の受験者の多くは、ネイルスクールの生徒や卒業生、または通信制ネイリスト養成プログラムの受講者です。カリキュラムに沿った学習は合格への近道ですが、独学で試験に挑戦することも、もちろん可能です。

試験対策には、インターナショナルネイルアソシエーションが発行しているテキスト「ネイル・プロフェッショナル」や「検定試験対応例題集」が重宝します。

学科は暗記要素も多いため苦労する人も少なからずいますが、ネイルスペシャリスト技能検定試験は実務的で、出題内容は、優良なネイルサービスを提供するために不可欠なものばかりです。試験通過のためだけに情報を頭に詰め込むのではなく、しっかり身に付けておけば、超一流のトップネイリストになってからも役立つこと請け合いです。

実技も学科と同様、時間制限が設けられているので、手技の正確さに加えてスピーディーさが求められます。ハンドマネキンを練習台にリハーサルを重ね、当日に緊張で指が震えることなどないように、イメージトレーニングもしておくといいでしょう。

まとめ

ネイルスペシャリスト技能検定は、能力を証明する説得力のある資格なので、就職活動中の武器にもなれば、また独立を後押しする自信にもつながるでしょう。試験合格のためには並々ならぬ努力が必要で、特に上級資格取得のためには、時間をかけて知識を吸収し、経験を重ねて腕を磨く必要があります。試験勉強そのものも実務のために有益で、身に付けた知識と技術は、プロのネイリストの糧になるはずです。

本記事は2015年11月28日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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