起業したい方必見!自宅サロン開業とは?

起業したい方必見!自宅サロン開業とは?

何かしらコンプレックスを持つ人は多いものです。そんな時、隠れ家的な「おうちサロン」の存在はホッとしますね。「おうちサロンを開業したい」、「人をきれいにして元気にしたい」という夢を持ちながらも、何から始めたらよいのか…具体的なイメージが湧かないかもしれません。 自宅開業に必要な資格、届け出、気をつけなければならないことやメリット、デメリットなど、自宅開業のノウハウをお伝えします。


ネイルやエステ、好きなことを仕事にしたい!自宅開業するのに必要な資格は?

ネイリストやエステティシャンの国家資格はありません 。しかしお客様の立場に立てば、何の知識も経験もない方に自分の身体の一部を預けることは不安ですね。ですから、スクールなどに通って皮膚の構造などを深く学んだり、技術を習得してください。

検定試験に合格すれば、民間の資格が取得できます。資格があるのとないのとでは、お客様の印象も集客効果も大きく変わってきますよ。

また、エステで「マッサージ」とつく施術を行う時は、「あん摩指圧師」の国家資格が必要です。資格取得が難しい場合は、メニューの名前に気を遣って別にするか、また、取得できる場合は、是非取得しておき、サービス名に使っていきましょう!

自宅開業するのに必要な届け出は?

これも実は特に、必須な書類はありません。ただし、必須ではありませんが、「開業届」と「所得税の青色申告承認申請書」は税務署に出すことをオススメします。この2つを出すと、税金の控除額が大きくなるからです。確定申告が必要な38万円に満たない場合でも、次の年に超えるかもしれないことを考えて、所得を0として申告できます。

また、副業として始める場合は、20万円を超えると申告が必要になるのでご注意を!帳簿をつけて管理しましょう。サロンの経営状況を知るために必ずやらなければならないことですので、どのみち避けては通れません。

帳簿はパソコンで使える無料ソフトや、楽に収支が把握できる会計ツールなどもありますから、賢く利用しましょう。

役所への届け出ではありませんが、サロン専用の損害保険への加入もオススメです。もし施術中にうっかりしてお客様にケガをさせてしまったとか、お客様の持ち物が盗難にあったなどという場合は、経営者であるあなたの責任になってしまいます。大きなトラブルを防ぎ、また万が一の際にも対応出来るよう、検討する価値はあるでしょう。

自宅開業をしたい!ちょっと待って。あなたのマンション、営業可能ですか?

自宅で開業しようと思ったら、一番最初に確認すべきなのが用途地域です。これは、住んでいる地域によって定められており、良い住環境を維持するために建築可能な建物を制限する規定です。

お店を開けたとしても細かく面積などが決められているので、注意が必要です。市役所の都市計画課や建築課、建築主事に確認すると確実です。

また、ほとんどの居住用賃貸マンションは商業利用を許可していませんし、分譲マンションでも管理組合の規定で禁止されている場合があります。なぜなら、不特定多数の人がマンションに出入りするのを嫌がる人がいますし、トラブルの確率が上がり、大家さんにとってリスクが高いからです。

その場合、大家さんの許可をきちんと取ってください。不動産屋へ行けば、サロンを開く許可がおりている部屋を紹介してくれるはずです。

必要な道具はどうやって揃えるの?

ネイルサロンもエステサロンも、自宅の内装にこだわらなければ、最低限揃える道具は什器と消耗品です。ネイルの場合は、机や椅子、コットンなどです。

エステの場合は、施術用のベッドや鏡、待合室の椅子などです。施術マシンは、自分で購入すると結構なお値段になりますが、リースという手もあります。タオルや使い捨てシートなどの消耗品も営業マンの方がお店まで来てくれますが、面倒ならインターネットを利用して手配するのも良いでしょう。

サロンにあなたらしいコンセプトを!メニューもリピーターを意識して作る

「おうちサロン」は、店舗にはない、そこだけの魅力を打ち出せるかがキーになります。いつも笑顔でお客様のお話をよく聞ける、話術があるなど、あなたの人柄や居心地の良さも大事です。自分の今までの歴史を振り返って、あなたらしいコンセプトを打ち出しましょう。

定期的に通うとお得になる、ご新規様用の導入メニュー、季節に沿ったメニューなどはグッドアイディアです。ただ、価格の安さだけを押し出したメニューはオススメしません。

まずは、お客様に信頼していただけなければ次につながらないからです。良いサービスを提供し、また通いたいと思ってもらうことが先決です。お客様の悩みに寄り添い、癒されたいという思いに応えられるサロンを目指し、メニューや価格を決めてください。

お客様のターゲット層を決めて、お客様を離さないように!

まず、モニターを募集します。自分の技術向上も見込めるうえに、ビフォーアフターの写真も撮れて宣伝になります。大体のお客様のターゲット層も分かるでしょう。例えば男性と女性、どちらも受け入れている場合、男性と顔を合わせたくなくて女性のお客様が離れていくケースがあります。

女性のお客様が多ければ、女性専用サロンにした方が良いですね。近所にチラシをまくことも有効ですが、ホームページやブログなどを使えば、遠方からの集客も望めます。

クーポンを発行するのも良いですが、一番大切なのは一度来店したお客様が離れないようにすること。常連客になってもらえれば、お客様がお客様を紹介してくれることも多いです。また、各種のコンテストで入賞すればかなりの宣伝になりますから、やる気のある方はチャレンジしてくださいね!

「おうちサロン」のメリット・デメリット

メリット

1. 小さなお子さんがいる方などは、家族に合わせて仕事の配分が決められる。
2. 店舗などを借りるより、資金がかからない。
3. 経営のリスクが少ない。

デメリット

1. 生活感がでてしまうことがある。
2. 知らない人を家にあげる不安がある。

生活感の問題は、カーテンで仕切りをしたり、アロマを焚いたりするなどいくらでも楽しんで解決できます。他人を家にあげる不安は、性格もあるので難しいですが、どうしても不安な方は友人や近所の方から声をかけていきましょう。

また、ホームページやチラシなどには、何々店の近く、何々交差点の近くなどの書き方にして住所を明記せず、連絡先を教えてくださった方だけに伝えるようにすると良いです。

まとめ

「おうちサロン」を持つことは、様々な手続きや機材準備が必要なため、大変なことは事実ですが、一度整えてしまえば、あなたが思い描く通りの素敵な職場となりえます。あなたらしいホスピタリティとテクニックで、ぜひ夢を叶えてくださいね!

本記事は2015年11月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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