芒種(ぼうしゅ) 本格的な夏の前、インナードライにご注意

二十四節気の芒種、この時期のスキンケアの注意点をお話ししていきます。


芒種

6月6日は二十四節気で芒種(ぼうしゅ)です。

芒(のぎ)とは麦や米などの穂先の針のような突起のことで、芒種の時期はこれらの種を蒔く時期であることからこのようにいわれるようになったそうです。

実際には、現代の田植えの時期は本州で5~6月頃なので、種まきの時期はもう少し早くなりますね。

梅雨の訪れ

沖縄は既に梅雨の最中ですが、九州から本州にかけて徐々に梅雨に入っていく見通しです。

今年の梅雨入り時期は沖縄では平年並み、九州から北陸、管廊にかけては少し遅れ気味、東北は平年並みとなる予報です。

インナードライ

インナードライとは、パッと見は皮脂が多く乾燥していなくても、実際には内部に水分が少なく、乾燥している肌の状態です。

なぜ水分が少なくなるのか?
それは肌内部にある潤いを保つ成分が減ってしまっているからです。

肌内部の潤いを保つ成分とは?

お肌の一番外側を覆っている表皮は、ターンオーバーと呼ばれる仕組みによって日々入れ替わっています。

その過程の中で、NMF(天然保湿因子)や細胞間脂質というものが作られ、お肌の水分を保つように機能しています。

またお肌の表面は皮脂膜というもので覆われ、これもお肌の水分を守る役割をしています。

強く拭きすぎ?洗いすぎ?

日中は夏日になることもちらほら聞き始めるようになりましたね。
沢山汗をかくとついついタオルなどでゴシゴシと拭いてしまっていませんか?脂っぽくなってしまうのでついつい洗顔もしっかり目にしてしまっていませんか?

お肌の潤いを保つNMFや細胞間脂質は表皮の一番外側の、わずか0.02mmほどの厚さの角質層にあります。
お肌表面の汗を拭きとるためにゴシゴシとタオルなどでこすったり、さらにしっかりと皮脂を落とそうと洗顔をしてしまうと、お肌内部のNMFや細胞間脂質も洗い流してしまっているかもしれません。

インナードライ肌とはそのような状態になった肌が、表面上は皮脂が出ているため乾燥していないように見え、実際に肌の内部のNMFや細胞間脂質が減少してしまっているため肌内部の水分を保つことができていない状態のことを指します。

そろそろ来る梅雨は、蒸し暑さからついついさっぱりしたくなるところ。見えないお肌の内部も健康に過ごしていきたいですね。

本記事は2022年06月08日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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