2月4日は立春です。
立春は、一年の中で最も夜の長い冬至と昼の時間と夜の時間が同じになる春分の、丁度真中にあたる日です。
1月末頃から今くらいの時期が最も寒く、これから段々と暖かくなってくるころです。
しかしこの時期は南岸低気圧という、四国や東海沖で低気圧の発生頻度が高くなり、関東地方以西に大雪をもたらすこともあるようです。
暖かくなるものの気候は不安定になる変化の大きくなる時期です。スキンケアにもその点を考慮しておきたいですね。
温度差による乾燥
寒さはまだ底を越えたばかりです。
ただでさえ乾燥する時期ですが、屋外と室内は温度差があり、暖房で温める分、室内の湿度は急激に下がりがちです。加湿器で潤いを補うほか、スキンケアについても保湿に心がけましょう。寒さで皮膚表面の新陳代謝が滞ることも、皮膚の保湿能を下げてしまう原因にもなります。お風呂やシャワーの時に優しく指先で皮膚をなでるようにマッサージし、血行やリンパの流れを促すことも、皮膚の保湿状態の維持に有効だと考えられます。
また、温度差については前回お話ししたヒートショックにも、引き続きご注意ください。
雪による紫外線の反射
新雪に日光が当たった場合、紫外線量は1.8倍ほどになるといわれています。
赤く炎症を起こしてしまうUVBは4月頃か9月頃の紫外線量、しわやシミの原因となるUVAは更に強い時期の5月もしくは8月の紫外線量になることも。
しかも雪の場合は下方向からも紫外線を受けてしまうので、雪の残っている晴れの日は特に念入りのUV対策をしましょう。
※つくば市で測定された紫外線データを基に記載しています。
寒さと乾燥については慣れた頃かもしれませんし、次第に緩んでくるのでほっと一息されているかも。
紫外線は夏至に向けて強くなる一方。そして雪の反射も含めた紫外線は雪のない春先よりも強くなることも。日々、お天気とお肌と相談したうえでのスキンケアを心掛けていきましょう。