『制作の現場』に一番近い。
映像テクノアカデミア 本校の生徒インタビュー(岡部康子さん)
- 駅徒歩5分以内
- 自習室
- 振替受講制度
- 就職相談・対策
- 有名講師
- 分割・分納制
- イベント・発表会開催
住所 | 東京都新宿区新宿1-18-14 |
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最寄り駅 | 東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅、都営新宿線 新宿三丁目駅、JR山手線 新宿駅、小田急線 新宿駅、西武新宿線 西武新宿駅 |
- 生徒年齢層
- 15歳~60歳
- 生徒男女比
生徒プロフィール
名前 | 岡部康子 |
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性別 | 女性 |
受講講座 | 映像翻訳科卒業生 現在:映像翻訳者 【代表作】「21ジャンプストリート」(吹替)「スパークル」(吹替)など |
教室 | 本校 |
講座を習い始めたきっかけは?
大学生の時に文学作品を和訳する授業があって、面白いなあとは思っていました。
でも、その時は特に職業とかは考えていなかったです。
あるとき、夫の仕事の関係で半年ほどアメリカに行くことになったんです。
ずっと海外留学をしてみたいと思っていたので、喜んでついていきました。
海外では大学に行こうとしている人たちが通っている大学の付属の英語学校に通っていました。3カ月ぐらい経った頃、(周りから)「大学の授業が夏休みにあるから、帰国する前に出席してみれば?」と勧められ、せっかくなんで、文学とか、パブリックスピーキングなどの授業を取りました。それでこれは面白いなぁと思ったんです。その時に、字幕の翻訳ができたらなと思いました。書籍の翻訳とかは思いつかなかったんですが...
それで、帰国してから翻訳の学校に通いはじめました。
このスクールに入った理由は?
映像テクノアカデミアのことは、他の学校に通う前から知っていました。でも本当になれるかどうかも分からないのに、3年間通うのは正直きついなと思い、履修期間が短い他の学校を選びました。それに私も主人も西日本の出身で、いつまで東京にいるか分からなかったのもありました。
でもアメリカに行くと気分が若返るようなところもあって、帰国後、映像テクノアカデミアでもう一度勉強したいと思いました。もっとドラマの翻訳がうまくなりたいし、ドラマの仕事の割合を増やしたい。そして、あわよくば東北新社から仕事をいただきたいという下心もあって、編入試験を受けたんです。
講座・講師の印象は?
何よりも第一線で活躍している先生方から、直接添削やアドバイスいただけるのが勉強になりました。
印象に残っている言葉をあげると、
田尾先生からは「ただ、横の物を縦にするように、セリフを機械的に英語から日本語に直しただけでは訳したことにはならない。ただの平面的なセリフの羅列になってしまう。なぜこうしたのか、セリフの奥にある深い部分まで読み取らないと浅い解釈になってしまう」
水谷先生の「翻訳者は観客でいてはいけない。制作側に立って作品の良さをPRするのも重要な役目」
小川先生の「翻訳者は文法書や英文解説書などを常に手元に置いて、それを参照しながら仕事をすべし。いろいろな作品の背景には、キリスト教文化や歴史があるので、しっかり勉強しなさい」
林完治先生の「翻訳者は、みんなの記憶に残るいい字幕やいいセリフを書いてやろうと、すごく練ってくるんだけど、観客はそういうセリフばかりだと疲れるから、素直に訳すところは素直に訳せばいい」「翻訳者は新聞や小説を読め」など
先生方から、ただ英語を日本語に訳すのではなくて、いろいろなことを理解していないと翻訳はできないと、さまざまな形で教えて頂きました。
現在どのように経験が活かされていますか?
声優・俳優科とのコラボレーション特別授業※です。
声優さんがどんな形で仕事をしているのか、収録の現場でディレクターさんがどういう指示を出しているか、声優さんがセリフの言い回しに苦労しているときは翻訳が悪いからだとか、翻訳から収録までの一連の作業を見渡すことができるのは、なかなかない機会なので、すごく勉強になりました。
※映像翻訳科と声優・俳優科が協力して海外ドラマの日本語吹替版を作る特別授業。映像翻訳科の学生が吹替翻訳をし、その台本を基に声優・俳優科の学生がアフレコを行う。最終授業では、録音スタジオに入り吹替ディレクターの演出を受けながら、海外ドラマ1作品を完成させるユニークな授業。
これからの人へメッセージをお願いします
「長くやってると、必ずチャンスが来る」
長く、諦めずにやっていれば、私でもなれたので...。
今はフリーランスなので、一つ一つの仕事が通信簿というか、駄目だったら次がありません。だから不安になるときもあるんですが、いまでも先生に相談すると丁寧にアドバイスいただけたり、長く温かい目で育てようとしてくださっているので、安心して飛び込んでみて!と言いたいです。