アストロロジー　星コース　【占い】

この木版画は１９世紀のフランスの天文学者、フラマリオンが自らのモットーとして掲げた図版で、１５３０年にまでさかのぼることができます。
太陽の輝く大地の上には星空が広がっていますが、愚者と同じく杖をもった探求者は頭だけ星の世界の外側に突き抜け、そこに燦然と輝くイデア界を眺めています。
ルネッサンス期のアストロロジャーが何を目指していたか、ここからはっきりと推察できるでしょう。
それは天体の学ではなく、天体の背後にあって宇宙を成り立たせているイデアの学なのです。
星の彼方に天界の仕組みが見えます。いくつかの階層に分かれた天球とそれを動かしている歯車があります。
この簡単な仕組みが分かれば、アストロロジーを構成する知識を身につけることが容易にできます。

アストロロジーは膨大な知識の集積であり、タロットと比べて覚えるべきキーワードが沢山あります。
アストロロジャーはややもするとその知識の海に溺れて、大局を見失ってしまう危険があります。
その結果、いろいろなことを知っているけれども、肝腎なことが一つも分かっていないので、リーディングがいつもトンチンカンになってしまうということがよくおこります。

このコースでは、枝葉末節の断片的知識を覚える前に、アストロロジーを成り立たせている原理の把握にたっぷり時間をかけます。

最初に全体の構造を明瞭に把握し、そこから細部の象徴を的確に理解するというメソッドを採っています。

タロットが前後３ヶ月ぐらいのことをリーディングするのと違って、アストロロジーはその人の一生を時系列にそって判断してゆきます。
あることを行うのに適切な時期を見るのはアストロロジーしかできません。
タロットだけではなく、アストロロジーを習得すれば、鬼に金棒、クライアントの要望に応じた総合的なサービスができます。