コミュニケーション障害とは
コミュニケーション障害とは、声を出すことができない、言葉が思いつかない、どもりといった言語系の障害を意味します。原因は、先天的に聴覚障害があって、言葉を覚えられないといったことや、ADHD、アスペルガー症候群が原因となっているケース、極度のストレスなどさまざまな説があります。体・心の問題の場合は、専門のカウンセラーや臨床心理士によるトレーニングを受けて、改善を目指します。
一方で、ネット上で「コミュ障」と言われる状態は、本当にコミュニケーションを取れないのではなく、単にコミュニケーションの取り方(主に話すこと)が苦手なだけのことも多いです。ご自分が本当にコミュニケーション障害であるかどうか、もしかして病気が原因かもしれないと思ったら専門の病院(精神科や心療内科、耳鼻咽喉科など)を受診してください。
コミュニケーションが苦手って?
実際に、コミュニケーションがとれない・苦手という方がいますが、具体的に何が苦手なのか、はっきりわかっている人は少ないでしょう。まず、普段からの生活に気をつけて、何が苦手なのかはっきりと把握しておきましょう。適切な話題を選んで会話を続けるための会話力に欠ける、口下手ゆえに話を思いついても話す勇気がないといった課題が見えてきます。会話力をアップし、口下手を改善するためにはどうしたらいいのか、具体的に考えてみましょう。
会話力UPのポイント:事前準備と場数をこなすこと
会話力をUPさせるには、事前準備と場数をこなすことがポイントです。事前準備とは、どんな人とでも当たり障りなく雑談できるネタを持っておくことです。いくつも覚えられない! というときは、その朝に流れたニュース、天気予報のうろ覚えで構いません。特に天気の話題は相手の年齢や性別に関係なく使えますので、おすすめです。毎日のニュースで、天気の様子や世の中の流れをチェックしておきましょう。
さらに、ネタをストックしておくだけでなく、実戦で使ってみましょう!最初は勇気がいると思いますが、よく一緒になる人にさりげなく、軽く話しかけてみてください。1分会話が続けば良しとしましょう! ちょっとした短い会話で構わないので、たくさん場数を踏むことで、会話のキャッチボールに慣れていきます。
口下手は恐怖感の克服がカギ
口下手は多くの場合、自分の言っていることが相手に拒絶されたらどうしようと思う恐怖感が根本にあります。まず、あまり賛否の分かれない話題を選ぶことが重要ですが、もし賛否が分かれてしまって自分の意見が否定されたと感じてもパニックになったり、落ち込んだりしないことが重要です。会話の目的を忘れないようにしましょう。雑談は賛否を決める会議ではなく、相手をもっとよく知り、楽しく会話をして時間を過ごすことが目的です。
大方の場合、頭ごなしに否定してくる人はいませんので、あまり警戒しすぎるのもよくありません。万が一、否定されても落ち込まないように心の準備をしておくことで口下手を克服できます。
まとめ
コミュ障だと自分を卑下せずに、まずは勇気を持って話しかけてみましょう。案ずるより産むがやすし、と言いますが、思ったよりも会話がはずむかもしれませんよ。それがきっかけで、自分自身を縛りつけていた「コミュ障」というレッテルを取り外せたら、素晴らしいことではないでしょうか?
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