Noriko Shimizuさんの作品(CYD生)
この作品は、透明水彩絵の具で描かれた後、輪郭をはっきりさせたい所に少しだけ色鉛筆の線が加えられています。
グリーンピースを使ったお料理を、楽しそうに調理している様子がとても幸せそうです。
また、女性の表情には優しさが溢れ、見ていると癒される情景です。
周りのグリーンピースの枝は、オーガニックな雰囲気を醸し出しており、緑の額縁のように
構成されています。
緑と反対色の赤いお鍋が遠くに描かれ、さりげなく遠近感が出されています。
Chika Hamanoさんの作品(本科生)
おしゃれな街の一角にあるカフェの前に置かれている、カフェボードのような作品です。
色彩はかなり厳選され、グリーンとブルーを主体とし、アクセント色としてイエローとレッドが使用されています。
中央のブルーで描かれた文字は、平筆を使い、一筆で描いて手描きの良さを残しています。
木の枝や草、コーヒーの煙等で構図がとられ、左側のプレートでは、グリーンとレッド、イエローとブルーの対比色を使った食べ物が新鮮です。
自転車の中央から外側へ広がる車輪は故意に描かず、すっきりとした仕上げにしています。
まとめ
今回のイラストは、両方ともフードに関係のあるものが、透明水彩絵の具でさわやかに描かれたものでした。透明水彩絵の具は名称のごとく、透明感のある繊細なやわらかさが表現できる画材です。
水溶性なので一度描いてからも修正はできますが、触りすぎると仕上がりが汚くなってしまうので、上手に扱う技術が必要です。
また、水や絵の具の量でも仕上がりが大きくかわってくるので、沢山描いて慣れることが大切です。
目標を決めてそれに向かって進んでいくと、有意義で充実した人生が送れます。
悩んだり考えすぎたりしないで、まず始めてみましょう。