両手で弾くことで脳の活性化ができる
ピアノを弾く時のことを思い出しましょう。目で楽譜を追い、リズムと音程を把握します。左手は伴奏を、右手ではメロディーを奏でます。曲想記号により、音をだんだん大きくするなど弾き方に変化をつけたり、ペダルを踏んで音を響かせたりというような動きも取り入れます。これら動きを同時に行い、一つの曲を演奏していますね。
この時脳は視覚から情報を取り入れ、両手足で読み取った情報をアウトプットするよう指令を出しています。耳では奏でた音を聞き取り、「曲を演奏している」ことを脳が認識します。
これを続けることで、脳の活性化が期待できます。もちろんピアノ初心者でここまでできないという方でも、楽譜を目で追い、楽譜が示す音階を声に出して読むことや、リズムを手でたたきながら、音階を声に出して読むことで脳の活性化が促されます。
ここから、右手のみ鍵盤で弾いてみる、続けて左手のみ、慣れてきたら両手で合わせてみるというようにステップを踏んで形づけていくと、指が動くようになってきます。
ピアノの鍵盤はある程度重みがあります。鍵盤を叩くだけでも指先の運動につながり、脳の活性化を促すことにもつながります。
初めは人差し指1本からでも構いませんが、将来的に5本の指を動かしてピアノの曲を演奏する練習につなげていけると良いですね。
ピアノの音色でリラックス!
ピアノの音色は柔らかく、音程が正しく調律されたピアノの音を単音で聴くだけでも「綺麗」「可愛い」など音に対する雰囲気を感じ取ることができます。
プロのピアノ奏者が演奏すると、「きらきらした音」「重々しい感じ」「調和」などメロディーから雰囲気や曲の背景を想像することができるでしょう。
このように曲の雰囲気を想像する・背景を感じ取ろうとすると脳が疲れてしまいますね。ですが、単純にピアノ曲を聞き流していると、気持ちが穏やかになることが多いのではないでしょうか。
モーツァルトや、シベリウスのピアノ曲などはリラックスできる曲として多く紹介されています。心地よく感じる小さめの音量で流すと癒し効果が得られます。ピアノ初心者でも、カデンツ(和音)を両手で奏でてみると気持ちが落ち着くことがあるようです。
達成感を味わうことでポジティブ思考に
ピアノ教室ではどんなに簡単な曲でも、目標を達成すれば講師が楽譜に大きな花マルをつけてくれます。
自分でもピアノ曲が弾けたレパートリーとして成立したという達成感を得られると、次の曲への演奏意欲もわいてきます。難しい曲でも取り組む姿勢ができ上がってきますし、ピアノを弾く時間が楽しいと感じるようにもなります。
もちろんスランプに陥ることや苦手な奏法の壁を感じることもありますが、達成感はさらにポジティブ思考を生みだしてくれます。ポジティブ思考はピアノに対することだけではなく、生活のあらゆる面に置いても乗り切る力を与えてくれます。
また、ピアノという特技は自信にもつながります。内面にネガティブな一面を持つ方でも、それを打開するためのきっかけを持てるかもしれません。すぐに思考が切り替わるというものではありませんが、趣味でピアノを続けることやピアノレッスンを重ねていくことで、徐々に気持ちが前向きに変わっていきます。
グループレッスンで更に楽しく!
ピアノ初心者の場合、「音楽のイロハ」を教えてくれる個人教室でのレッスンもおすすめですが、仲間と一緒にアンサンブルも楽しめるグループレッスンも一案です。
ピアノの基礎を学ぶと共に、それぞれパートを受け持って合奏を行うことで更に脳への刺激が得られます。仲間と力を合わせて一つの曲をつくり上げていくという協調性が身につき、達成感も得られます。
レッスン生がお互いに「時間を共有する」「お互いの気持ちに共感する」など理解を深めていくことで、仲間意識を強くすることができ、ストレス解消効果もえられることでしょう。また、グループレッスンでの和気あいあいとした雰囲気は、ストレスに打ち勝てる力にもなることでしょう。
まとめ
ピアノには、
①指を動かすことで得られる脳活性
②音を聴くことで得られる癒し
③課題を仕上げることで得られる達成感
④仲間うちで音楽を楽しめることで得られるストレス解消
というように、さまざまな良い側面が存在しています。
生活をほんのわずか良いものにするために、ピアノを始めてみませんか?
未経験・幼い頃に習ったきりの状態でも、脳活性は得られますし、楽しさや癒し、達成感は必ず得られますよ。
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