習い事をしている子供の割合はどのぐらい?
子供に習い事をさせる親御さんは非常に多いですが、実際にどれくらいの割合の子供たちが習い事をしているのでしょうか。学研教育総合研究所が行った調査によると、小学生は約8割、中学生になると約7割がなんらかの習い事に参加しているとのこと。この数字からも、子供の習い事がいかに一般的なものになっているかがうかがえます。
習い事をする理由としては、特技を身につけさせたい、学校の勉強以外にも幅広い知識や技能を身につけさせたい、社会性を養うため、といったものが挙げられます。また、子供自身が「やりたい」と感じる習い事に積極的に参加することで、自己肯定感を高める効果もあります。
さらに、習い事を通じての成功体験は子供の自信にも繋がり、様々な場面での挑戦意欲を高めることにも繋がります。このように、習い事は子供の成長に多方面からプラスの影響を与えるため、多くの親御さんが子供に何かしらの習い事をさせようと考えた結果が上記の高い割合になっているのでしょう。
しかし、習い事には費用がかかるため、どの習い事を選ぶか、どれくらいの頻度で通わせるかは家庭の経済状況によっても左右されます。まずは、子供の習い事にかける費用相場について詳しく見ていきましょう。
子供の習い事にかける費用相場
子供が習い事を始めるにあたり、多くの親御さんが気になるのがその費用です。習い事にかかる費用は、その種類や地域、教室の設備や講師の質によって大きく異なりますが、ここでは、子供の習い事にかける費用相場について、いくつかの調査結果を参考に解説します。
■費用相場はどれぐらい?習い事別の相場は?
月額平均としては1万3,607円。未就学児では平均で8,644円、小学生から高校生と年齢が上がるなかで、1万3千円~1万6千円前後と平均費用相場が上がる傾向にあります。
なお、習い事別としては下記が費用相場とされています。
・学習塾:月額5千円~3万円
・英語・英会話教室:月額5千円~1万5千円
・ピアノ:月額5千円以下~1万5千円
・習字:月額5千円~1万円
・水泳:月額5千円以下~1万5千円
なお、地域や教室によって費用相場は異なりますので、上記を参考に複数の教室の料金を比較してみるのがよいでしょう。
また、無料体験レッスンを利用して、実際に子供が楽しめるかどうかや、教室の雰囲気を確かめることも選択肢の一つです。費用だけでなく、子供が続けやすい環境かどうかも重要なポイントになりますので、慎重に選択しましょう。
子供に人気の習い事 おすすめ10選
子供たちに人気のある習い事は様々で、それぞれに特色があります。実際に子供たちに人気の習い事にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、特に人気の高い習い事10種類とその魅力について紹介します。
■水泳
水泳は、体力強化や体型維持、また心肺機能の向上に役立つ習い事です。溺れるリスクを減らすための必須スキルともいえます。子供たちにとっては、楽しみながら体を動かせる点も魅力の一つです。
■ピアノ
ピアノは、集中力や記憶力の向上、感性を豊かにする効果が期待できます。自宅での練習が可能な点も、親御さんにとってもメリットになるでしょう。
子供にこそピアノを習わせるべき理由と、何歳からピアノを始めるべきか
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■ダンス
ダンスは、リズム感や表現力を養うことのできる習い事です。ジャンルも豊富で、子供たちが自分の好きなスタイルを見つけやすいのが特徴です。
■体操
体操は、柔軟性やバランス感覚を高めることができます。また、自己表現の手段としても楽しめるため、子供たちに人気があります。
■学習塾
学習塾では、学校の勉強を補強できるほか、学習習慣を身につけることができます。成績向上を目指す子供たちに選ばれることが多いです。
■英語・英会話
グローバル化が進むなか、英語・英会話の習い事は将来的な視点からも重要視されています。早期からの英語学習により、将来的に海外での活躍を目指す子供たちもいます。
■習字・書道
習字・書道は、集中力を高め、美しい文字を書く技術を学べる習い事です。日本の伝統文化に触れる機会としても価値があります。
■サッカー
サッカーは、チームスポーツとしての協調性やリーダーシップを養うことができます。また、体力の向上にも繋がります。
■バスケットボール
バスケットボールもチームスポーツの一つで、高い運動能力と戦略的思考を身につけることができます。友情を深める場としても適しています。
■空手
空手は、心身を鍛える武道の一つです。自己防衛技術を身につけるとともに、礼儀や規律を学ぶことができます。
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これらの習い事は、子供たちの興味や能力に合わせて選ぶことが大切です。次に、子供が通う習い事の選び方について見ていきましょう。
子供が通う習い事の選び方
習い事の選択は、子供の将来に大きく影響する場合も。ここからは、子供が通う習い事を選ぶうえで押さえておくべきポイントを紹介します。
■得意不得意から選ぶ
子供の興味や能力、得意不得意を考慮して習い事を選ぶことが大切です。子供が楽しんで取り組めることが、継続するうえでの重要な要素になります。
例えば、体を動かすことが好きな子供にはスポーツ系の習い事を、音楽や絵を描くことが好きな子供にはアートや音楽系の習い事を、まずは見学や無料体験レッスンから始めてみましょう。
■予算を決めて選ぶ
習い事には様々な費用がかかります。家庭の経済状況を考慮して、無理のない予算内で選ぶことが重要です。また、習い事を始める前に、教室やスクールが提供する無料体験レッスンを利用してみるのもよいでしょう。
■親がサポートできる範囲で選ぶ
例えば、送迎が必要なスポーツや、自宅での練習が必要な楽器の演奏など、親のサポートが必要なものもあります。親がどれだけサポートできるかを考慮して、子供にとっても親にとっても無理のない範囲の習い事を選ぶようにしましょう。
習い事を選ぶ際は、子供の意見を尊重することが最も重要です。子供自身が興味を持ち、楽しみながら取り組める習い事を見つけることが、成長と発達を促す鍵となります。
子供に習い事をさせるメリットはたくさん!
■学校外の交友関係が増える
習い事をすることで、学校以外で新しい友だちを作る機会が増えます。異なる環境での交流は、子供の社会性を高め、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。また、多様な価値観に触れることで、広い視野を持つことができるようになります。
■成功体験を積みやすい
習い事では、目標を設定し、それを達成する過程で成功体験を積むことができます。このような経験は、子供の自己肯定感を高めることに繋がり、様々な場面での挑戦意欲を促進します。
■自分の好きなことへの興味や好奇心が育つ
子供が自分の興味や好奇心を持って選んだ習い事は、学びへのモチベーションを高めます。自分の好きなことを深く追求する過程で、学習に対する積極的な姿勢が養われます。また、将来的には趣味や仕事に繋がる可能性もあります。
習い事を通じて得られるこれらのメリットは、子供の成長にとって非常に価値のあるものです。しかし、習い事をさせる際には、子供の意見を尊重し、無理なく続けられるよう配慮することが大切です。
子供に習い事をさせるうえで注意しておくこと
上述のように、子供の習い事には多くのメリットがありますが、その選択と続ける過程で親が注意すべき点があります。子供が習い事を楽しみながら成長できるようサポートしていきましょう。
■子供がやりたい習い事をさせる
子供が本当にやりたいと思う習い事を選ぶことが、長く続けるための最も重要なポイントです。例えば、子供が音楽に興味を持っている場合、ピアノだけでなく、ギターやドラムなど、他の楽器についても一緒に検討してみるなど。興味のある分野であれば、困難に直面しても乗り越えようとする意欲も高まりますので、子供の意見をしっかりと聞き、一緒に選択することが大切です。
■無理なく通える費用、場所か見極める
習い事を選ぶ際には、その費用や通う場所も重要な考慮事項です。例えば、週に数回のレッスンが必要な習い事の場合、その交通費や時間も含めて無理なく通えるかを考慮して検討しましょう。
また、高額な月謝や入会金が必要な場合は、家計に与える影響を考えて、他の選択肢も検討することが賢明です。子供のために最適な習い事を見つけることは大切ですが、それが家庭全体の負担にならないような配慮が必要です。
■保護者同士の付き合いで習わせようとしない
周囲の保護者や友人の影響で、子供に特定の習い事をさせようとすることは避けましょう。子供がやりたくない習い事を強制すると、習い事自体へのネガティブな印象を持つ原因になります。
例えば、友人の子供がバレエを習っているからといって、自分の子供にもバレエをさせるのではなく、子供が興味を持つ分野を一緒に探すことが大切です。子供一人ひとりの個性や興味に合わせた習い事を選ぶことが、長く続ける秘訣です。
■手あたり次第にたくさん習わせることは避ける
子供に多くの習い事をさせることが、必ずしもすべてが良い結果に繋がるわけではありません。週に複数の習い事を掛け持ちさせてしまうと、子供に過度なストレスを与え、疲労の原因になってしまう場合も。
重要なのは、質よりも量です。子供が本当に楽しめる習い事を一つまたは二つに絞り、深く探求する機会を与えることが、子供の成長にとって最も有益です。また、十分な休息や遊びの時間を確保することも、子供の健全な発達には欠かせません。
■途中でやめても大丈夫という心構えを持つ
習い事を始めたからといって、必ずしも最後まで続けなければならないというわけではありません。子供が興味を失ったり、他のことに挑戦したいと思ったりした場合は、柔軟に対応することが大切です。
例えば、ピアノを習い始めたが、途中でサッカーに興味を持った場合は、新しい興味を探求する機会を与えることも一つの選択肢です。重要なのは、子供が自分自身を理解し、新しいことに挑戦する勇気を持つことをサポートすることです。
これらのポイントを心に留めながら、子供一人ひとりの個性や興味に合わせて、最適な習い事を選ぶことが、子供の成長と発達を支えるうえで非常に重要です。
まとめ
子供に人気の習い事とその選び方、習い事をさせるメリット、注意点について詳しく解説しました。
子供が習い事を通じて得られる学びは、学校教育だけでは得られない貴重な経験です。習い事を選ぶ際は、子供の意見を大切にし、家族でサポートできる範囲内で選びましょう。
スポーツ(空手、スイミング、ダンスなど)、音楽(ピアノ、和太鼓、ギターなど)、語学(英語、中国語など)を初めとした、ママさんも一緒に楽しめる・我が子にさせておきたい習い事についての情報(スクール、体験レッスン)を紹介します。
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