代表的なウクレレの種類と自分に合った選び方

代表的なウクレレの種類と自分に合った選び方

ウクレレは小さいギターのような形を思い浮かべる人も多いのですが、実はさまざまな種類があります。今回は、代表的なウクレレの種類と、自分にぴったりの一本の見つけ方を紹介します。


ウクレレの選び方のポイント2つ

ウクレレは、ボディの大きさ、材質に注目して選びましょう。ボディの大きさは、音の高さ、材質は音の響きに関係しています。価格は材質にかなり左右され、量産品でスタンダードな材質を使っている場合はリーズナブルな価格で入手できますし、一本一本、丁寧に作られたこだわりのウクレレは一生モノの宝にもなります。

ボディサイズ(音の高低)

ウクレレは、腕の中にすっぽりと抱えられてしまうサイズから、ギターを少し小さくしたような大きさのサイズまで、4種類のボディサイズがあります。小さい順に、ソプラノ(スタンダード)、コンサート(アルト)、テナー、バリトンが展開されており、一般的にイメージされるウクレレは、ソプラノです。

ソプラノはフラダンスの伴奏などにも使われ、小さく可愛らしい音が特徴です。静かな室内でポロンポロン、と弾くのが似合うサイズで、外で演奏する時は、マイクを使わないと音が飛んでしまうことがあります。

コンサートで響かせたい時は、アルトを使うのが一般的です。ソプラノよりもボディが大きいため響きやすく、一本でのソロ演奏も可能です。さらに大きいテナーやバリトンは低い音域独特の奥行きがある音色を持っているため、合奏のシーンではソプラノやアルトを引き立てる役割をします。

テナーウクレレ、バリトンウクレレは中級者以上におすすめします。スタンダードやアルトを持っている人が2台目として購入することも多いようです。バリトンは、バンドにおけるベースのような役割なので、単体で弾くことはあまりありません。

音色の個性を決める材質

ウクレレのほとんどを占める木材は、音色を左右する重要なポイントと言えます。代表的な素材は、コアウッドとマホガニーです。軽快・弾むようなサウンドを目指したい場合はコアウッドが最適です。踊り出したくなるような、元気な音が出ます。

現在では、コアウッドは希少な木材であり、価格も高い傾向にあります。一方で、リラックスした丸い音を出したいのであれば、マホガニーをおすすめします。マホガニーは、コアウッドに比べて安価であり、ほかの楽器とも合わせやすい音色です。オーケストラでも、ジャズバンドとのセッションでも可能です。マルチでコストパフォーマンスも良いので、初心者〜上級者まで楽しめます。

ウクレレ選びに迷う場合は

初心者であれば、まだ自分の好みがはっきりしない人も多いはずです。音程・音色は標準的なもの、無理がない価格のウクレレを選び、練習を重ねるのがおすすめです。ある程度演奏の経験があり、いずれは演奏会を開きたいなら、自分の演奏するパートや、音色のイメージをはっきりさせてからお気に入りの一本を選ぶことが重要です。深夜に思いっきり練習したいという人には、電子ウクレレも販売されています。ヘッドホンを装着すれば、近所迷惑を気にせず、演奏を楽しめます。ウクレレは練習を続けることが重要なので、夜間帯に弾くことが多い人は持っていると便利な一本です。

まとめ

自分がどんなウクレレを欲しいのか、イメージをすると、ワクワクしてきますね。自分のレベルを明確にし、どんなウクレレが欲しいのか具体的にイメージしてから選びましょう。

本記事は2016年06月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

関連する投稿


初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

ウクレレのやわらかく心地良い音色に魅了され、「自分も弾けるようになりたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。ウクレレはコンパクトでギターよりも弦の数が少ないため、より簡単に演奏できる楽器として人気があります。しかし、独学で始めると「どんなウクレレを選べばいいの?」「コードの押さえ方が分からない」といった壁にぶつかることも少なくありません。そんなときに役立つのがウクレレ教室です。講師から直接学ぶことで、効率よく上達できるだけでなく、正しい演奏方法やリズム感も身につけられます。この記事では、ウクレレ教室の料金相場やレッスンの種類、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。


ウクレレ教室・レッスンを受けるか独学で習得するか、どっちがベスト?

ウクレレ教室・レッスンを受けるか独学で習得するか、どっちがベスト?

最近、さまざまなウクレレの独習本が販売されていますが、実際に1からウクレレを独学で習得するのはどれくらい難しいのでしょうか。今回は、独学と教室のどちらがいいのか、ウクレレの上達方法を紹介します。


ウクレレの2つの演奏方法、ウクレレ・ソロと弾き語りの違いとは

ウクレレの2つの演奏方法、ウクレレ・ソロと弾き語りの違いとは

ウクレレの弾き語りと、ソロ演奏、どちらが簡単だと思いますか?歌いながら弾く弾き語りの方が、なんとなく難しそうだと思う人が多いかもしれません。しかし実は、弾き語りの方が簡単で、30分もあれば簡単な曲を弾き語りできる可能性もあります!


実は簡単?ウクレレ初心者にこそおすすめの楽譜、タブ譜の読み方

実は簡単?ウクレレ初心者にこそおすすめの楽譜、タブ譜の読み方

タブ譜とは、弦楽器専用の楽譜のことです。難しい印象があるかもしれませんが、読み方の法則がわかれば、案外簡単に理解できます。今回は、初心者でも理解できるタブ(TAB)譜の読み方を解説します。


ウクレレの弦の種類と交換・張り替え方法

ウクレレの弦の種類と交換・張り替え方法

ウクレレの練習を始めてしばらく経つと、弦の張りや音色の変化を感じることがありませんか?チューニングをしても違和感が残るときは、弦の交換のタイミングかもしれません。 弦を自分で張り替えることも、ウクレレ演奏には必要なスキルです。今回は弦の種類や交換方法を紹介します。


最新の投稿


初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

初めてのウクレレ教室の料金相場と失敗しない教室の選び方

ウクレレのやわらかく心地良い音色に魅了され、「自分も弾けるようになりたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。ウクレレはコンパクトでギターよりも弦の数が少ないため、より簡単に演奏できる楽器として人気があります。しかし、独学で始めると「どんなウクレレを選べばいいの?」「コードの押さえ方が分からない」といった壁にぶつかることも少なくありません。そんなときに役立つのがウクレレ教室です。講師から直接学ぶことで、効率よく上達できるだけでなく、正しい演奏方法やリズム感も身につけられます。この記事では、ウクレレ教室の料金相場やレッスンの種類、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。


テニススクールの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

テニススクールの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

テニスは、運動不足解消やストレス発散に最適なスポーツです。特に初心者にとっては、正しいフォームやルールを学ぶことが上達への近道となります。そのため、多くの人がテニススクールの受講を検討します。しかし、いざテニススクールを探してみると「料金がどれくらいかかるのか?」という点が気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、テニススクールを検討している初心者の方に向けて、料金相場や、費用を抑えるポイント、スクールの選び方まで詳しく解説します。


ピラティスの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

ピラティスの料金相場はどれぐらい?月謝を安く抑えるためのポイントや失敗しない選び方を徹底解説

ピラティスは、姿勢改善や体幹強化、柔軟性向上を目的としたエクササイズで、健康志向の高まりとともに人気が急上昇しています。特に、デスクワークが多い方や運動不足を感じている方の間で注目されており、ダイエット効果やストレス解消にもつながるため、幅広い世代に支持されています。本記事では、初めてピラティス教室に通おうと検討している方に向けて、料金相場や、月謝以外にかかる費用の内訳、費用を抑えるためのコツなどを詳しく解説します。


社交ダンスのレッスン料金(月謝)の相場は?費用を安く抑えるためのポイントなど解説

社交ダンスのレッスン料金(月謝)の相場は?費用を安く抑えるためのポイントなど解説

社交ダンスを始めてみたいけれど、料金が気になる方も多いのではないでしょうか。社交ダンスの料金は教室やレッスン形態によって実にさまざまで、予算に合わせて選択できます。社交ダンスは、音楽に合わせて優雅に踊るだけでなく、姿勢が良くなったり、運動不足の解消になったりと、たくさんの魅力があります。また、パートナーとのコミュニケーションを通じて、新しい出会いも期待できます。この記事では、社交ダンス教室の料金相場やレッスン形態、さらに料金を抑えるコツまで、分かりやすく解説します。