ウクレレの選び方のポイント2つ
ウクレレは、ボディの大きさ、材質に注目して選びましょう。ボディの大きさは、音の高さ、材質は音の響きに関係しています。価格は材質にかなり左右され、量産品でスタンダードな材質を使っている場合はリーズナブルな価格で入手できますし、一本一本、丁寧に作られたこだわりのウクレレは一生モノの宝にもなります。
■ボディサイズ(音の高低)
ウクレレは、腕の中にすっぽりと抱えられてしまうサイズから、ギターを少し小さくしたような大きさのサイズまで、4種類のボディサイズがあります。小さい順に、ソプラノ(スタンダード)、コンサート(アルト)、テナー、バリトンが展開されており、一般的にイメージされるウクレレは、ソプラノです。
ソプラノはフラダンスの伴奏などにも使われ、小さく可愛らしい音が特徴です。静かな室内でポロンポロン、と弾くのが似合うサイズで、外で演奏する時は、マイクを使わないと音が飛んでしまうことがあります。
コンサートで響かせたい時は、アルトを使うのが一般的です。ソプラノよりもボディが大きいため響きやすく、一本でのソロ演奏も可能です。さらに大きいテナーやバリトンは低い音域独特の奥行きがある音色を持っているため、合奏のシーンではソプラノやアルトを引き立てる役割をします。
テナーウクレレ、バリトンウクレレは中級者以上におすすめします。スタンダードやアルトを持っている人が2台目として購入することも多いようです。バリトンは、バンドにおけるベースのような役割なので、単体で弾くことはあまりありません。
■音色の個性を決める材質
ウクレレのほとんどを占める木材は、音色を左右する重要なポイントと言えます。代表的な素材は、コアウッドとマホガニーです。軽快・弾むようなサウンドを目指したい場合はコアウッドが最適です。踊り出したくなるような、元気な音が出ます。
現在では、コアウッドは希少な木材であり、価格も高い傾向にあります。一方で、リラックスした丸い音を出したいのであれば、マホガニーをおすすめします。マホガニーは、コアウッドに比べて安価であり、ほかの楽器とも合わせやすい音色です。オーケストラでも、ジャズバンドとのセッションでも可能です。マルチでコストパフォーマンスも良いので、初心者〜上級者まで楽しめます。
ウクレレ選びに迷う場合は
初心者であれば、まだ自分の好みがはっきりしない人も多いはずです。音程・音色は標準的なもの、無理がない価格のウクレレを選び、練習を重ねるのがおすすめです。ある程度演奏の経験があり、いずれは演奏会を開きたいなら、自分の演奏するパートや、音色のイメージをはっきりさせてからお気に入りの一本を選ぶことが重要です。深夜に思いっきり練習したいという人には、電子ウクレレも販売されています。ヘッドホンを装着すれば、近所迷惑を気にせず、演奏を楽しめます。ウクレレは練習を続けることが重要なので、夜間帯に弾くことが多い人は持っていると便利な一本です。
まとめ
自分がどんなウクレレを欲しいのか、イメージをすると、ワクワクしてきますね。自分のレベルを明確にし、どんなウクレレが欲しいのか具体的にイメージしてから選びましょう。
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