低い裏声を安定して出せるようになると、歌はがぜん上手くなる!
低い裏声を出せるようになることは、即ち『音域が広がる』ということです。地声と裏声の分岐点を喚声点と言いますが、その喚声点を感じさせないスムーズな歌声を手に入れることができます。歌える歌が広がりますね。男性だったら平井堅さん、女性だったら宇多田ヒカルさんのようになれるかもしれません!この2人は、裏声の中でもファルセット(息漏れのある声で裏声の一種)を極めた歌手で、低いファルセットをきれいに歌いあげています。
安定した低い裏声を手に入れるために!まずは高い裏声を出す練習を
声の高低は、声帯の下にある輪状甲状筋によって調整されています。輪状甲状筋は、裏声を出すことによって鍛えられます。また、輪状甲状筋を鍛えることで、音感を矯正して歌声を鍛えることができるのです!最初は慣れないので、出ても細く弱い裏声にしかならないと思いますが、繰り返し練習することが大切です。
裏声を出す練習方法
1.まず身体全体を脱力させ、リラックスします。力むと、思ったように声が出ないからです。
2.いーち、にーい、さーん、しーい、ごーと50まで裏声で数えます。
3.慣れてきたら、数が進むにつれて裏声を高くしたり、奇数を裏声、偶数を地声にしてみましょう。
数の呼び方には、多くの母音が含まれています。よく「あーあーあー」と、発声練習している人を見かけますが、「あ」の音だけでなく、「い」「う」「え」「お」も練習した方が良いのです。なぜなら、母音は喉、舌、唇などの器官を調整し、共鳴の仕方を変えることで発声を分けているからです。それぞれ鍛える響きが違うので、「いーち」、「にーい」、など、数を裏声で数える方法は良い練習になります。
ただし、少しでも喉に違和感を感じたら、無理せずに休んでくださいね。練習したばかりだと、喉に負担がかかってしまうことがあるので、注意しましょう。
低い音を安定させる練習とは?裏声をより低いトーンで出すために
■低い裏声を安定して出す練習
1.高い裏声が出しやすくなったら、次は裏声の音域を下へ下へと落としていきます。イメージは、「低い声を響かせるように」です。
2.裏声を高音から低音へ、低音から高音へと行ったり来たりします。
さらにファルセット(息漏れのある裏声)だけでは物足りない方に、力強く元気な裏声を出す練習方法もご紹介します。そのためには、声帯を閉じる感覚を自分のものにすることが大切です。
■力強い裏声を出す練習
1.「はー」と息を吐きながら止めます。
2.声帯が閉じた状態を認識します。
3.声帯が閉じた感覚がつかめたら、そのまま「あっ」と鋭く短く発声します。
4.鋭い「あっあっあっあっ」を繰り返し、最後に「あーーー」と伸ばし、その部分を裏声にします。
これらの練習を繰り返すと、低い裏声がしっかり出せるようになっていきます。
まとめ
低い裏声の練習は、音痴の矯正にもつながりますし、喉への負担も軽減させます。ぜひ、マスターしてカラオケで大活躍してください!きっと、周りのみんなが驚くはずです。
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