喉以外でも行う大事な発声練習のイロハとは

喉以外でも行う大事な発声練習のイロハとは

声質があまり良くなくとも、振付ができるというようなエンタメ性があれば「歌がうまい人」という称号をもらうことができるでしょう。但し、本当にそれだけでいいのでしょうか。もっと歌が上手になれる発声練習法を紹介します。


舌滑(カツゼツ)は歌の世界でも重要

どんなに感動する内容の歌詞を歌っても、発音や舌滑が悪ければ「歌詞の意味が伝わらない」という評価が出されてしまします。発声方法だけをマスターするのではなく、発音もしっかりと気にするようにしましょう。「A・E・I・O・U」の5つの母音を発音するときに口の形をきちんと作ることが大切です。そのためには「発音練習」もボイストレーニングの中に取り入れていきましょう。

「あめんぼあかいなあいうえお」に代表される北原白秋氏の「五十音」という詩を引用して発音練習をしてみましょう。その時に、お腹から声を出すことを意識して発声すると、アナウンサーのような丁寧な発音を歌にものせることができます。

声量UPも重要なファクター

のびやかな声を出せるけれど、マイクのエコーや音量に頼っているという方は多く見受けられます。ソウルフルな声を出したい、あのアーティストのようなハリのある声を出して歌いたいという方は、ボイストレーニングを重ねることが大切です。声量UPのためのトレーニングとしてお勧めしたいのが呼吸法の訓練です。腹式呼吸をすることで腹筋が音程や息の速さを支えることができます。お腹を膨らませながら息を吸い込み、ミドルボイスでロングトーンをしていきましょう。また、腹筋を強化するための運動も取り入れていくことが大切です。

通信販売などで、自宅で腹式呼吸の練習ができる器具などが販売されているので利用することも一案ですが、本格的に歌をマスターしたい場合はボイストレーニングに通って、腹式呼吸から教えてもらうことも良いでしょう。

表情・表現力などもプラスワン!

振りをつけて歌えばその場が盛り上がることでしょう。ですが、表情が硬ければマイナス要素です。顔の表情をつけて歌えるように練習しましょう。そのためには、歌詞を読み込んで、どのように表現したらよいか研究することも大切です。それだけで盛り上がりの抑揚をつけられるところ、声を大きく出すところ、控えめに歌うところというような音楽表現もおのずと付いてきます。

いかがでしたか?こちらに挙げたことはまだほんの一部です。ビブラートやこぶし、しゃくり等の表現などはこれらのボイストレーニングを習得すると、次第とできるようになります。音楽を聴きこむこと、カラオケボックスなどで歌いこむことでもっともっと歌が上手になっていきますよ。

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本記事は2015年08月01日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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