ホイッスルボイスとは
ホイッスルボイスとは超ハイトーンボイスとも呼ばれる高音の発声法です。ほとんど笛のように聞こえる音なので、使いこなす側も技術が必要です。発声するには声帯の極わずかな部分だけを振動させて、ほとんどの部分が閉じた状態になります。
必要なブレスの量もわずかなので、息を止めているような少ないブレスで発声する特殊な方法です。これは練習次第で誰もが出せる可能性はありますが、無理に出そうとすると喉を壊す原因にもなるので、注意が必要です。
また、ミドルボイスやヘッドボイスが出せない方は基本的な発声練習から行うようにしましょう。人が出せる中で最も高い音とされているホイッスルボイスは、冒頭でもお伝えしたマライアキャリーなどが使い手として知られています。驚異的な歌唱力を持つマライアキャリーは、そのホイッスルボイスを「Emotions」で披露し、一躍ホイッスルボイスの使い手として世界中で有名になりました。
ホイッスルボイスの出し方
ホイッスルボイスを練習する場合、先ほどお伝えしたようにミドルボイスやヘッドボイスが出せることが必要です。それは喉や声帯のどの部分を使い、鼻腔(もしくは胸郭)共鳴させるかがわかっていないと難しいからです。ミドルボイスは鼻腔共鳴が多く、ヘッドボイスは鼻腔共鳴が少なくなります。ホイッスルボイスを出すにはいくつかポイントがありますのでご覧ください。
■1.息を吸いつつ発声する
息を吸いながら声が出せる人なら、そのまま息を吸いつつ高音を発声します。息を吸いながら出す声は、吐きながら出す声よりはるかに高い声が出ます。
息を吸いながら声が出せる人なら、そのまま息を吸いつつ高音を発声します。息を吸いながら出す声は、吐きながら出す声よりはるかに高い声が出ます。
■2.声帯の形を整える
息を吸いながら発声した時の喉の形を意識しておきます。その形のまま、今度は逆に吐くようにします。息の流れだけを逆転させます。
■3.安定して発声する
声帯の形を上手く整えることができるなら、後は安定して発声し続けるだけですが、難易度は高いと言えます。喉はほぼ閉じた形になり、共鳴腔がとても小さくなるはずです。そのため息が流れにくく、詰まったような感じがします。咽頭を下げるようにしたりして安定させてみましょう。
まとめ
ホイッスルボイスは、声帯にただ強い圧力をかけただけでは発声できません。声帯に強い圧力をかければ当然、声帯を痛めることもあるので注意が必要です。まずはミドルボイスやヘッドボイスで基本的なボイストレーニングをしてから挑戦してみましょう。
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