競争のない、ダンス環境へ。

競争のない、ダンス環境へ。

ただダンスが好き!趣味としてはじめてみたい!という気持ちから通い始めたダンス教室も、気が付いたら心底ダンスを楽しめていない自分..いませんか?


いまどき。

ダンス教室に通っていること自体、そう珍しくはないはず。
最近のアイドルやアーティストは歌とダンス、両方のスキルが高く、
それに憧れる子ども達も少なくない。

今やネット上に曲の振付をアーティスト本人が踊ったものを、
公式で配信している時代。
簡単に流行りの曲の振付を覚える事が出来たり、
学校の授業の中にもダンスが存在する。
良くも悪くも、昔と今じゃダンスそのものに対するイメージは違うのだろう。

ダンスを習い始める。

・憧れのあんな人やこんな人になりたい
・運動不足だから、楽しく続けられるようなダンスを始めてみたい
・学校の授業で必須になったから始めたい
・プロのダンサーになりたい
・アイドル、アーティストになりたい

様々な理由からダンス教室に通われる人がたくさんいます。
私自身もそういった理由でダンスを習い始め、
インストラクターという今があります。

いざ、ダンス教室に通い始めると、
自分の想像していたものとは違っていたり、
全くついていけず落ちこむ人も。
それでもダンスを始める前のキラキラとした憧れは消えず、
気づけばちょっとずつ、先生と同じ動きが出来るようになっていたり、
振付というものを覚えられるようにまでなっていきます。

何か一つ、出来るようになると
「あ、これ○○さんがテレビでやってた動きだ!」
「あの曲の振付に入ってる動きみたい!」
「先生に褒められた♪」
と感動が増え、ダンスが楽しくなり、毎週ダンス教室に通う事が
とても楽しみで楽しみで仕方がない、なんて事も。

” 楽しい ” が ” 楽しくない ” に変わる時

ダンスを習い始める前にあったあのキラキラの憧れや、
ダンスに対する純粋な " 楽しい " という気持ちが、
いつの日か小さくなり、気が付けば
" 上手くならなきゃ " や " ダンスバトルやコンテストで必ず入賞 " など
他人との競争心へと変化していく。

もちろん、競争心も大事。
プロを目指していれば必ず通る道。
プロを目指していなくともそれが楽しい、もっと上手くなりたい
などといった人にはバトルやコンテストは良い経験にもなる。

ただ、中には純粋にダンスを楽しみたい、
勝ち負けや競争はせずにダンスをしたい人もいる。

私自身、今までたくさんのダンスシーンを見て、
色んなダンス環境でダンスをしてきました。
楽しいことだけじゃない、辛いこともたくさん。

インストラクターという立場に立ち続ける中で
ふと不思議に思ったこと、


なぜ、No. 1じゃなきゃいけないのか
なぜ、他人と比べたがるのか

  
競うこと、ジャッジする事は悪いことじゃない。
でも誰もがそれを望んでいるかと言われたら違う。
バトルやコンテスト、イベント事への強制参加なんて場面も
たくさん見てきた。

自分の意志がなく戦って、何が残るのか?
入賞する事もなく負けてしまったら?

楽しいはずのダンスがきっと
" 楽しくない " に変わって、
最終的にはダンスを辞めるに繋がる事もある。
でもそれでいいのだろうか?
ダンスってそんな悲しいもので終わっていいのだろうか?

人それぞれ、それぞれの楽しみ方

ダンスに対する気持ちや見方なんて人それぞれ。

どんなに長い年月ダンスを習っていたり、
どんなにダンスが上手であっても、

○○をしなければならない
○○をやるべき

という言葉をかけるのはきっと違う。


人間 人それぞれ。
他人と比べなくたっていい。
No.1じゃなくたっていい。

ダンスに色んなジャンルが存在するように、
ダンスの楽しみ方だって色々であっていい。
みんながみんな、横一列である必要なんてない。


ダンス人口が日々増える中、
競い合う場面も増えていく。


それでも、
みんながダンスを体いっぱい楽しめるような
環境づくりをしていきたい。

ダンスから一度離れた人も、
またダンスを心から " 楽しい " と思ってもらえるように。
キラキラな憧れをずっと残せるように。

本記事は2017年08月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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