ヨガのインストラクターになるには?資格や年齢、収入について

ヨガのインストラクターになるには?資格や年齢、収入について

ヨガを習おうとしている人の中には、近い将来ヨガのインストラクターになりたいと夢見ている方もおられるのではないでしょうか。 ヨガは今や世界中に広まっています。ヨガを仕事にすれば、日本だけでなく世界各国で活躍できるかもしれません。 ここでは、「ヨガのインストラクターになるには」をテーマに様々な角度から探っていきたいと思います。


ヨガのインストラクターに求められるもの

現在のヨガのインストラクターは、30代の女性が多いです。
近年、ヨガのインストラクターに求められるものが、質の高いヨガと教え方の上手さだけではなくなってきているのです。生徒1人1人の体調を把握し、「思いやり」を持った「適切な対応力」。また、精神の安定やリラックスを求める人々も増えた為、哲学的思考や精神世界まで話し合える人材が必要とされています。

ヨガのインストラクターになる為の道は大きく分けて2つ

日本には、ヨガの国家資格は存在しません。ですから、日本でヨガのインストラクターになるには、信頼できるスクールの養成講座に通うか、「この先生についていこう」と思えた方に師事して実力を磨くかのどちらかです。
ヨガはインド発祥ですが、アメリカで火がつき、世界中に飛び火しました。その為、世界最大規模の最も権威のあるヨガ協会はアメリカにあります。もしスクールに通うなら、このヨガ協会、全米ヨガアライアンスが認定したスクールがオススメです。なぜなら取得すれば海外でも活躍できるからです。

200時間のトレーニング(テクニック、解剖学、ヨガ哲学など)を修了したことを証明するRYT200(全米ヨガアライアンス認定資格)、それに300時間の修行を更に課すRYT500という資格があります。RYT200が「級」ならRYT500は「段」。より深いヨガの世界が学べます。RYT500の資格取得者は、スクールが少ない為か日本では2015年の5月の時点で100人にも満たないです。しかし、ヨガ人口が増えるにつれて、より専門的な資格を持った人材が求められてくるでしょう。

費用はスクールによって異なりますが、RYT200で40万円から60万円くらいです。注意すべき点が一つ。RYT200、RYT500の養成講座の指導者は、E-RTY200、E-RTY500の資格を持っていなければなりません。E-RYT200とは、RYT200を取得してから2年以上経ち、ヨガの指導を1000時間以上行わないと認められない資格です。E-RYT500に至ってはもっと厳しいです。これらの条件をクリアした指導者の下で修業しないと、いくら講座を修了しても、資格を認定されることはないです。スクールを選ぶときは、必ず確認しましょう。

その他にも、マタニティヨガやフェイシャルヨガ、シニア向けのチェアヨガのインストラクターなど様々な団体や講師が行う養成講座があるので、自分の興味がある資格から取得するのも良いかもしれません。

ヨガのインストラクターの収入ってどれくらい?

一般的に正社員で250万円から400万円程度と言われています。非正規雇用の場合は、スポーツクラブなどで1レッスン2,000円から4,000円くらいが相場です。しかし、これもスポーツクラブやスタジオ、カルチャーセンターなどによっても違ってきますので、一概に言えません。実力が十分なら、自分の教室も持つことも出来て、また収入も変わってくるでしょう。

まとめ

このように、日本では資格の面でまだまだ伸びしろがあります。本当にヨガを深く学びたいのであれば、RYT500に挑戦したり、ヨガ留学したりという手もありますよ。頑張ってください!

本記事は2016年09月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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