カラーセラピストとは?また必要な資格について

カラーセラピストとは?また必要な資格について

近年、女性にカラーセラピーが人気です。また、インテリア、ファッションにカラーセラピーを活かしたいという需要もあり、カラーセラピーを学んだ方がカラーセラピストとして仕事をする機会もあります。 今回は、カラーセラピストになるために必要な資格や、費用についてご紹介します。


カラーセラピーとは

色彩には、様々な意味や効果があります。
カラーセラピーは、色彩の持つ力で心や体を癒す技術です。

古代から、それぞれの色には何かしらの効果があるのではと考えられてきました。
色を治療に生かす、ということも試みられていたようです。

詩人のゲーテの「色彩論」をはじめ、現代に至るまで研究が続けられてきました。
日本で普及しているカラーセラピーは、カラーボトルを使ったオーラソーマという色彩療法をはじめとして、センセーション、オーラライト、日本発祥ではキャメスなど9つの流派があり、科学に近いものから占いに近いものまで様々です。

それぞれに資格や、勉強会(セッション)があります。

カラーセラピストは、相談者が選んだ色から、相談者の深層心理や、抱えている悩みを読み取って、問題の解決につなげます。

したがって、カラーセラピストは単に色について詳しいだけではなく、色彩を使って現実にある問題に向き合ったり、悩みに耳を傾けて疲れた心を癒したりなど、カウンセラーとしての要素もかなり大きい職業です。

カラーセラピストになるには

カラーセラピストの国家資格は存在しないため、自分が勉強したいと思った流派の認定試験を受けて資格を取ってカラーセラピストになることができます。
カラーセラピストの認定試験は、値段も難易度も様々です。

また、国家資格ではないので名称や業務の独占はできません。独学で色彩を学んだ人が、カラーセラピストを名乗ることも可能です。

カラーセラピー関連の資格を取ったからといって、仕事に直結するとは言い難いです。
カラーセラピーの資格と、実際に仕事にどのように活用するかは分けて考えたほうがいいでしょう。

難易度は全体的に易しい

TCカラーセラピスト講座など、1日で取れる資格もあります。
また、カラーセラピスト資格(JADP)のように、在宅でテキストを見ながら受験できるものもあります。
上位に進めば、資格試験としては難易度が上がってしまいますが、あくまでも全体の傾向としては難易度は優しいです。

費用は手頃な価格から

費用については、TCカラーセラピスト講座(19,000円 )、カラーセラピスト資格(JADP)(5,600円)など、手頃な価格からチャレンジできます。

仕事がある、子育てがあるなど、他に忙しいことがあったとしても、資格そのものを取ることにハードになりすぎなくていいことがメリットです。

カラーセラピー関連の資格

カラーセラピーの流派が9つもあることから、資格も多様です。今回は、とりわけ代表的な資格や認定講座をご紹介します。

TCカラーセラピスト講座

TCカラーセラピスト講座は、1日で完結するタイプの講座です。
誰でも簡単にカラーセラピーができるように、わかりやすいマニュアルと、カラーボトルが付いています。自分を癒すためにカラーセラピーをするのもいいですし、美容室やエステサロンのメニューとして加えることもできます。

この資格を取得すると、TCカラーセラピストの講座を受講することができ、上位のTCマスターカラーセラピストの講座を受講できます。
TCマスターカラーセラピストは、TCカラーセラピスト講座を開講することができるので、カラーセラピストとして教室をもちたいのであればTCマスターカラーセラピストまで受講するといいでしょう。

カラーセラピスト認定試験(JAAMP )

日本アロマメディカル心理セラピー協会(JAAMP)の主宰するカラーセラピスト認定試験は、受験資格がないのでだれでも受験できます。
在宅受験が可能なので、テキストを見ながら回答できます。

通常、カラーセラピー関連の資格は、通学か通信で勉強するのが一般的ですが、独学でカラーセラピストになりたい人におすすめです。
受験料は10,000円、70パーセント以上の正答率で合格します。
2ヶ月に1回、受験のチャンスがあります。

ただし、試験の詳しい内容は公表されていません。受験しやすいですが、独学での対策は難しいかもしれません。

カラーセラピスト資格(JADP )

日本能力開発推進協会(JADP)のカラーセラピスト資格は、JADPの認定する教育訓練を受けた人しか受験できません。各種通信講座でもJADPのカラーセラピスト資格対策があるので、通信講座を活用した上での受験が必要です。

この資格も在宅受験が可能です。
また、随時受験を受け付けているため、いつでも受験できます。
試験の内容は、カラーセラピーや色彩に関する知識から、カウンセリング能力まで幅広いことが特長です。

まとめ

カラーセラピストになるためには、いくつかの民間資格を取ることが一般的です。
TCカラーセラピストとして教室を持ちたい、講座を開きたいのであれば、TCカラーセラピスト講座を、通信講座を活用してカラーセラピストになるならJAAMPかJADPの認定試験、資格試験に合格しましょう。

本記事は2018年04月02日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもとに安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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